自己紹介

初めまして！
私の自己紹介を読んでくださったということは、少しだけでも ” 友口涼介 ” という1人の人間にご興味を抱いてくださったのだと確信しています。

ここでは、私の今までの人生と、なぜ東消塾を開くことになったのか、そしてこれからの夢についてお話をしてきます。

少し長くなりますが、ぜひお付き合いください。

なぜ消防士になったのか？

私は、福岡県筑紫野市で生まれ、小さな頃から野球が大好きなごく一般の少年でした。

中学、高校と長い間野球を続けており、高校時代には福岡県の〇〇高校という強豪校でレギュラーとして試合にも出ていました。

ほぼ365日休みなどないような環境の中で厳しい練習に耐え抜いて、高校最後の年には甲子園出場を目標にひたすら野球に明け暮れる毎日を過ごしていました。

しかし、高校時代の福岡県甲子園予選の準決勝で強豪校に破れてしまったことから、努力だけではかなわない世界があることを知り、とても悔しい思いをしました。

大学生になり東海大学へ進むも、実力差の大きな世界で生きることが怖くなりましたが、運動したり体を動かすことが好きで、これを仕事にしたいとも考えていたことから、競技スポーツ学科に進学しました。

そして、大学生活も終盤に差し掛かり、就職活動の時期がやってきたときに、今の能力や学んでいることをより多くの人の命のために生かすことができるのではないかと感じたことから、東京消防庁への受験を決意し、YouTubeに一緒に出演してもらっている ” 松戸 ” とともに東京消防庁へ受験することになりました。

しかし、努力は実らず就職試験に失敗し、福岡県にある地元の不動産会社への入社が決まりました。

入社1日目のお昼休みに、「本当にこのままでいいのか？」「本当になりたかった姿は今の姿なのか？」という疑問が生まれ、 ” このまま諦めたくない ” という気持ちが生まれたことから、入社1日目にして退社を決意し、東京消防庁への再受験を決意しました。

どうしても「私の能力を最大限発揮して、苦しんでいる人のためになりたい」という一心から、死に物狂いで勉強し、2015年（平成27年）の1回目の試験ではなんとか合格を勝ち取ることができました。

消防士という仕事の中から学んだこと

試験に合格した私は、半年間の消防学校での生活を終えて、若手職員として消防署に勤務していました。

初めの頃は学ぶことばかりでしたが、徐々に仕事にも慣れていき出張所の特別消化中隊としての勤務が始まりました。

当時の出張所では、土日は近隣の住民にエンジンカッターの点検をすると騒音で迷惑がかかるので、”するな”という決まりがあり目視による点検でした。

その日の日中に火災があり、ドアを開放する為にエンジンカッターを始動しようとしたのですが、かかりが悪く、おまけにオイルか被った様子で使用不能になりました。

当時の隊員がもう一つ持ってきていたので事なきを得ましたが、一刻を争う場面でありました。

その中で学ぶことができたことが、 “ 準備の重要性 “ です。

消防業界では準備が８割とよく言いますが、100%の準備をしなければ、良い結果は生まれないということを知った経験となりました。

こんな経験から ” 中途半端な点検や準備は如何なる状況であろうとやってはならないこと ” だと学び、この経験後は消防何をするにしても100%の準備をすることを心がけています。

なぜ消防士を辞めて東消塾を作ろうと思ったの？

消防士を辞めようと思ったきっかけは、前にも出てきた松戸がいたからです。

正直、東京消防庁での仕事に全く不満はなかったし、むしろ最高の職場だと感じていました。

でも、同い年の松戸が消防士を辞め、ひたむきにチャレンジしている姿を見て、私自身も新チャレンジをどんどんしていきたいと思うようになったことから、消防士を止めるという決断をすることになったんです。

だから消防署で様々なことを教えてくださった上司や先輩方、そして後輩たちには本当に感謝しています。

そして、退職後すぐにコロナ禍になり、できる限りオンラインでできる仕事を始めようと思ったことから、SNSで消防の発信を始めました。

多くの方々から質問を頂くようになり、 ” 勉強方法や東京消防庁がどのような職場なのか知らずに受験している人が大半だ ” という事実を知りました。

試験対策ができる講師と東京消防庁OBでスクールを立ち上げれば、 ” 受験生達に最高の勉強環境と元消防士としての考えかたなどを伝えることができる ” と考えたことから、大学で公務員試験講義をされている講師の方と協力させていただき、この学習塾を立ち上げることができました。

東消塾を立ち上げてから

東消塾を立ち上げてから来年で3年目になるのですが、実際に東消塾を立ち上げた当初は、そう簡単ではありませんでした。

何よりも、受験生のデータが全くない場所からスタートをして行ったので、1年目はお金を頂かず無料で面接対策等を行なっていました。

当時試験の相談に乗った生徒は約70名はいるかと思います。

その方達の情報を元にして、受験生にとって必要だったことや効率の良い勉強方法、また実際に受験した生徒の合格実績を作った後、2021年1月8日に開業する運びとなりました。

今では東京消防庁だけではなく全国の消防本部に合格の実績があり、東消塾の生徒だった方が実際に働いている制服姿が送られてくることが、私にとって本当に幸せだと感じます。

経営者という新たな道で

経営者としてまだ1年目になりますが、この事業を含め多くの仲間ができました。

人間には一人一人個性があり才能があります。

その才能だけを活かして仕事ができる環境を作ることが、経営者の役割だと考えています。

やることを決断し、また、やらないことを決断することも事業拡大することに必要なことだと考えているので、そんな決断のできるアグレッシブなチーム作りをして、世の中に何か面白い価値提供をしていきたいと思います。

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