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消防士を目指している人の中には「髪型に規則はあるの?」「面接試験のときや消防学校での髪型はみんなどうしているの?」と不安になってしまう人もいることでしょう。
今回の記事ではそんな不安を解消するべく、東京消防庁OBである筆者が消防士の髪型について詳しく解説していきます。
最後まで記事を読むことで、消防士になるにあたってどのような髪型にすればいいのかわかり、不安なく受験や消防学校の入校ができるようになるはずです。
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消防士はどのような髪型・髪色にするべきなのか
消防士は市井の人々のために働く地方公務員ですので、それなりの身なりをしなければいけません。
別に法律や規定として髪型を定められているわけではありませんが、一社会人として節度のある髪型にすることを求められます。
実際に消防士はどのような髪型にするべきなのか、より詳しく見ていきましょう。
悩んでいるなら黒髪・短髪がおすすめ
男性女性に関わらず、もしどんな髪型にするべきなのか悩んでいるなら、髪の色は黒・長さは短めにしておくのがおすすめです。
男性に1番おすすめなのは「スポーツ刈り」で、実際にスポーツ刈りに対して悪い印象を持つ人はまずいないはずです。
女性は短髪といってもベリーショートまでする必要はなく、背中にかからない程度のショートヘア程度でも問題ありません。
黒髪・短髪がおすすめの理由について、もう少し深掘りして説明していきます。
仕事中に邪魔にならない
短髪にすることで、仕事中に髪が邪魔になることがなくなります。
もし髪が長いと、防火ヘルメットを被るときにムレて不快感が出てきてしまったり、火災の熱に当てられて焦げてしまったり、呼吸器の装着時に髪がかかってスムーズに装着できなかったりと、大変な思いをするでしょう。
髪が長いことは「百害あって一利なし」ですので、なるべく仕事の邪魔にならないよう、肩にかからない程度には短くしておくべきです。
「プライベート時間のために少し長くしておきたい!」という人でも、いざ仕事が始まれば長い髪が邪魔になり、結局自ら進んで短くしたくなるでしょう。
上司や先輩に目を付けられない
髪型が奇抜だったり、長すぎたり、髪色が明るかったりすると、上司や先輩からの印象が悪くなります。
消防士は体育会系の業界ですので、ひとたび目を付けられてしまうと厳しいシゴキが待っていることでしょう。
また消防士はチームワークが非常に大切な仕事のため、他の隊員たちとの絆や連帯感を高めるためにも、好印象を与えられる「黒髪・短髪」にしておくのが無難です。
1日の拘束時間が非常に長いため、職場の人といる時間も必然的に長くなります。そのため、良好な人間関係を築いた方が仕事がしやすくなるはずです!
髪型をいちいち気にせずに済む
もし当直の日に緊急の出動要請を受けた場合、仮眠中であってもすぐさま飛び起きて出動しなければいけません。
そんなとき、もし髪が長いと寝癖のようにボサボサになった髪型が気になってしょうがなくなり、仕事に集中できなくなってしまう可能性があります。
逆に短髪なら多少髪型が崩れていたとしても、そこまで変に見えません。
消防士は休みが多く自分の時間がたくさん取れる仕事である一方で、業務中は時間に追われてしまうことも多いため、いちいち髪型を気にしなくて済むくらいの長さにしておくのがおすすめです。
短髪だと出勤時に髪の手入れが楽になり、朝の貴重な時間に余裕を持たせられます!
髪の色は地毛のままでいる
髪の色は、断然地毛の色がおすすめです。
個人的にはダークブラウン程度なら問題ないのかなと思ってしまいますが、実際に茶色に染めている人は見たことがなく、悪目立ちしてしまう可能性も。
そうならないためにも、オシャレよりも周りからの印象を優先し、黒髪や地毛そのままの髪色にしておくのがよいでしょう。
年長者の隊員からすると、茶色の消防士はおそらく前例がないため、即指導が入ること間違いなしですね…。
髪型に関するある程度の基準はある
この章の冒頭でも少し触れましたが、地方公務員だからといって髪型に関する法律や規定は存在せず、どのような髪型・髪色にするかはある程度個人の判断に委ねられています。
しかし職場内ではルールが敷かれていることがほとんどで、別に契約書に書かれているわけではなくても、ある程度の基準が設けられているはずです。
- 明るい髪色はNG
- 肩に掛かるほどの長髪はNG
- 奇抜な髪型はNG
髪型・髪色だけで人の印象を決めてしまうのは良くないことではありますが、変な誤解を与えないよう、公務員として節度をわきまえた髪にしておくべきでしょう。
髪型・髪色だけで自分の良さを理解してもらえなくなるのはもったいない!
ツーブロック・マッシュ・パーマはNG!
「ツーブロックは短髪だからいいのでは?」と思われがちですが、実は現場で働く消防士でツーブロックにしている人は見かけません。
マッシュは前髪が長くないとそもそもできない髪型ですので、基本的にNGです。
パーマは間違いなく上司や先輩からキツく叱られますので、間違ってもしないようにしましょう。
現場に出ず、事務仕事がメインの「毎日勤務」をする消防職員は、髪が少し長めの人もいました。髪の色を染めている人は見かけたことすらありません!
消防士採用試験の面接時におすすめの髪型・髪色
採用試験の面接試験では、試験官に良い印象を与えることが大切です。
視覚から得られる情報は第一印象を大きく左右するため、髪型や髪色も評価基準に入ります。
おしゃれをしすぎてしまうと、試験官から「この人は仕事や仲間よりも自分のことを優先する人なのかな?」と思われても仕方ありません。
一般的な就活と同じで、なるべく清潔感があり、シンプルな髪型・髪色で試験に臨みましょう。
髪型がしっかりしているからといって加点されることはありませんが、減点されないようにすることが大事!
消防学校時におすすめの髪型
多くの消防学校では、短髪にするようにお達しが出ます。
そのため、消防学校に入学してから髪型で怒られることのないように、自ら短髪にしておくことが望ましいでしょう。
坊主にしろという決まりはありませんが、自主的に坊主にしてくる人も多数います。
「絶対に坊主は嫌だ」という人は、無理に坊主にせずとも、なるべくスポーツ刈りのような短髪で清潔感のある髪型にしておきましょう。
どうしても消防学校での髪型が不安になるときは、事前に消防学校に直接問い合わせてみるのもよいかもしれません。
消防士の髪型に関するまとめ
今回の記事で覚えておきたいことをまとめました。
- 黒髪・短髪が試験も仕事も1番無難で楽
- 短髪にすると仕事がしやすく、髪にかける時間も減って一石二鳥
- 消防学校は無理に坊主にする必要はないが、スポーツ刈り程度にはしておく
消防士になってからや、面接時にどのような髪型にすればよいのか悩んでいる人は、「迷ったらとにかく黒髪・短髪!」と覚えておきましょう。
変に洒落っ気を出してしまうと、地方公務員として街の人から見た消防士のイメージを崩してしまいますし、先輩や上司からも口を出されかねません。
髪型で余計な心配をせずに試験対策や消防学校の入校前準備に専念するためにも、なるべく髪は短くするようにしましょう。
厳しいことを言うと、髪型をもっと自由にしたいから消防士になろうか迷っている人は、そもそも消防士に向いていないため、他の仕事を探したほうがよいかもしれません!
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