元東京消防庁職員で、現在は消防士の採用試験合格に特化したオンラインスクール「東消塾」を運営しているTOMO LABOです!
「消防士採用試験に不合格になってしまった…」という状況の方は、消防士に向いていないのでしょうか?
答えは「No」です。消防士採用試験に不合格になっても、今後の対策や考え方で来年の試験合格は可能です。
また、消防士採用試験に不合格だったから「才能がない」というのも、間違った考え方です。
以上のような悩みは、この記事を読むことで全て解決できます。この記事では、消防士採用試験に不合格になったら何をするべきなのかや合格するためにできる対策を解説します。
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消防士採用試験に不合格になってしまったら?
消防士採用試験に不合格になってしまったら、以下の3つを確認することが大切です。
- 合格した人と自分の違いを理解する
- 来年も受験する気があるのかを考えてみる
- 希望以外の消防本部で試験を実施しているか調べる
消防士採用試験の結果が不合格だったら、落ち込んでしまう人は多いです。試験対策を頑張った人ほど落ち込むでしょう。しかし、本当に消防士になりたいと考えているなら、不合格になった後にどんな行動をするかによって今後合格できるかどうかが異なるため、諦めず上記3つを確認しておきましょう。
不合格になっても諦めるのはまだ早いかもしれません!
合格した人と自分の違いを理解する
まずは、合格した人と不合格だった自分との違いを理解しましょう。合格できた人には、自分にはなかった対策を出来ていた可能性が高いです。
不合格だった原因として考えられるのは、以下の通りです。
- 筆記試験の点数が足りていない
- 小論文試験でテーマに沿って書かれていない
- 面接で求める人材だと判断されなかった
- 体力試験で基準以下の結果だった
不合格だった原因を理解することで、次の試験対策に役立てられます。ただ、消防士採用試験における結果の詳細は、公開されないことも多いです。一部の消防本部では公開されることもありますが、基本的には公開されないことを理解しておきましょう。
また、不合格の原因も明確にわかるわけではありません。自分自身が「面接で上手く答えられなかった」と思っていても、実際には筆記試験の点数が足りていないこともあります。
不合格の原因は予測として考え、苦手な部分を平均以上に持っていくことを目標とするのがおすすめです。
消防士採用試験は、運要素もあるため一概には言えないのが特徴です。
来年も受験する気があるのかを考えてみる
消防士採用試験に不合格になったら、来年も受験する気があるのかを考えてみましょう。消防士採用試験に合格するためには、一定の基準を満たしていれば良いわけではなく、ライバルよりも良い成績を取る必要があります。
そのため、試験対策をしたからと言って必ず合格できるとは限りません。合格の保証が無く、何となくの気持ちで来年も受験しようと考えていると、1年間を無駄にする恐れもあります。
しかし「どうしても消防士になりたい」という強い気持ちがある方は、来年も受験するのがおすすめです。選考内容で苦手な部分があったとしても、面接で気持ちややる気を伝えれば合格することもあります。
理想と現実をしっかりと考えて来年も受験するかを検討しましょう!
希望以外の消防本部で試験を実施しているか調べる
希望する消防本部が不合格だった場合、希望以外の消防本部で試験を実施しているか調べるのがおすすめです。消防士採用試験は、9月から11月の間に試験が行われることが多いですが、消防本部によっては他の時期に試験を実施していることもあります。
例えば、埼玉県上尾市消防本部では、12月7日から一次試験が開始されます。
他にも、様々な消防本部で12月以降に試験を実施しているため、場所にこだわらない場合には受験を検討してみましょう。
また、どうしても希望する消防本部に入りたい場合には、別の消防本部から転職して希望の消防に入る方法もあります。消防本部からすると、未経験の消防士を1から育てるよりも、すでに経験のある消防士を採用したほうが効率が良いです。
他の消防本部で現場経験や特別な経験をしていれば、それだけで他の受験者よりも有利になります。そのため、まずは他の消防本部で数年働いた後、希望する消防本部の採用試験を受験するのもおすすめです。
希望の消防本部を受け続けるより効果的な場合もあります!
何度も落ち続けるのは才能が無いのか?
消防士採用試験に何度も落ち続けていたとしても、才能が無いとは限りません。むしろ、何度も受験し続けるほど消防士になりたい方は、消防士に向いています。なぜなら、ほとんどの受験者は一度不合格になった時点で諦めてしまうからです。
私の知り合いでも、一度不合格になって消防士を目指すのを諦めた人がいます。
そのため、今年不合格になったからと言って落ち込む必要がありません。そもそも、消防士採用試験の難易度は高いです。不合格になって落ち込み消防士になることを諦めてしまわないためにも、消防士採用試験についてしっかりと理解しておくことが大切です。
消防士採用試験の合格率
消防士採用試験の合格率は、約10%と言われています。以下は、令和5年度の東京消防庁の応募者数と各試験における合格者数をまとめた表です。
採用人数が多い東京消防庁でも、平均すると倍率が5.0倍となっています。地方の消防本部なら、採用人数が少ないため応募者数によっては倍率が10倍を超えることも多いです。
倍率が10倍の場合、応募者10人のうち1人が合格し、9人は不合格になります。つまり、消防士試験に不合格だったとしても落ち込む必要はなく、次の試験に向けていかに早く対策を始められるかが重要です。
早く立ち直って試験対策をすれば、来年の試験を有利に進められます!
試験に合格する人の方が少ない
消防士採用試験の合格率が約10%だと考えると、試験に合格する人の方が少ないです。受験者のうちのほとんどが不合格であり、合格する方が珍しいことを理解しておきましょう。
しかし、それでも合格するために試験勉強をしているため、10%の中に入らなければいけません。来年の試験に合格するためには、試験に不合格だった今から毎日少しずつ対策しておく必要があります。
消防士採用試験に必要な勉強時間は、約800〜1000時間程度と言われています。毎日2〜3時間程度勉強をして約1年間程度です。試験対策の期間は、短くても長くてもおすすめしません。短いと十分な対策ができず、長いと効率が悪くなる恐れがあります。
1年前から試験対策をしようと考えた場合、各試験の対策スケジュールは以下を参考にしましょう。
上記の記事で紹介しているスケジュールは、実際に東京消防庁に合格した方を参考にしています。つまり、これ通りに対策すれば満遍なく効率的な対策を進められる可能性が高いため、実践してみることをおすすめします。
効果的な対策をするためには、試験に合格した方のスケジュールや対策を真似するのが最も効率的です!
来年の消防士採用試験に合格するためにできる対策
来年の消防士採用試験に挑戦しようと考えている方は、今から合格するためにできる対策を実践することが大切です。具体的には、以下の4つをおすすめします。
- 適切な試験対策ができる環境に身を置く
- 合格できる人と不合格になる人の特徴を理解する
- 現役の消防士に話を聞く
- 消防士に有利な資格を取得する
今年不合格だった方でも、適切な対策を取ることで来年合格できる可能性は高いです。むしろ、不合格だったからこそ試験の雰囲気や自分の課題を明確にできている可能性が高く、今年よりも試験に合格しやすくなります。
実際の試験を受験したことがあれば、それだけでライバルよりも有利です!
消防士採用試験合格のコツだけをより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
適切な試験対策ができる環境に身を置く
消防士採用試験に合格するためには、適切な試験対策ができる環境に身を置くことが大切です。効果的な試験対策を進めるためには、モチベーションだけに頼ってはいけません。モチベーションは、高いときもあれば低いときもあるからです。
モチベーションを変えようとするのではなく、環境を変えましょう。おすすめなのは、消防士採用試験合格をゴールとしている予備校を利用することです。予備校を利用するメリットは、以下の通りです。
- 効果的かつ効率的な対策が可能
- 自分の明確な課題を理解しやすくなる
- 普通は知れない試験のコツを知れる
- 一緒に対策を進める仲間ができる
予備校の利用を検討している方は「東消塾」をおすすめします。東消塾は、東京消防庁をメインとした消防士採用試験合格を目指す予備校です。上記のメリットに加え、消防OBが講師として多数在籍しており、試験に関することだけでなく消防業務に関することも相談できます。
実際、消防士として働いたことがあるとないとでは、物事の見方が変わります。未経験者が重要だと思っているポイントが、現役の消防士からしたらそこまで重要でないということも多いです。消防士経験のある講師の意見を参考にすれば、面接時にも的確な返答ができるようになり試験合格に近づけます。
試験対策だけでなく消防士OBに相談できることが、他の受験者よりも有利に働きます!
合格できる人と不合格になる人の特徴を理解する
消防士採用試験に合格するためには、合格できる人と不合格になる人の特徴を理解することが大切です。それぞれの特徴を理解すれば、自分がどちらに属しているのかを判断しやすくなります。
また、現時点で不合格になる人の特徴に当てはまっていても、今後行動や内面を変える努力をすることで合格の可能性を高めることが可能です。
今がどうかではなく試験日までに合格する人の特徴に当てはまる人物になれば問題ないです!
消防士採用試験に合格する人の特徴
消防士採用試験に合格する人の特徴は、以下の通りです。
- 正義感が強い
- ルールを守れる
- チームワークがある
- コミュニケーション能力がある
- ぶれない精神力を持っている
上記は、消防士になるために必要な要素でもあります。「試験に合格するためには、筆記試験の点数の方が重要ではないのか?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、消防士採用試験はあくまで消防士として働くために必要な最低条件を判断しています。なぜなら、筆記試験や体力試験の結果が良くても、面接で不合格となる受験者も多いからです。
つまり、最も重要なのは人間性であり、上記をアピールできるかどうかが試験合格のカギとなっていると言っても過言ではありません。
消防はチームで動くのが基本のため、一緒に働きたいと思えるような人材だと判断してもらうことが重要になります!
消防士採用試験で不合格になる人の特徴
消防士採用試験で不合格になる人の特徴は、以下の通りです。
- 筆記試験の点数が最低ラインに届いていない
- 面接試験で適切なアピールができていない
- 見た目の清潔感がない
- 消防士になりたいという気持ちが足りていない
消防士採用試験で不合格になる人の原因は、具体的なものから抽象的なものまで様々です。合格する人の特徴で人間性が重要だと解説しました。
しかし、人間性を判断されるのは面接試験です。ほとんどの消防本部では、面接試験は筆記試験に合格した受験者を対象としています。そのため、筆記試験で最低ラインへ届かなければ、不合格となり面接試験を受験できません。
また、見た目の清潔感や消防士になりたいという気持ちも大切です。特に清潔感は重要であり、公務員である消防士は市民の方々に見られる立場です。そのため、髪がボサボサだったり服が汚れていたりするとクレームの原因にもなります。
面接官に好印象を持ってもらうためには、以下の記事を参考にして清潔感を持たせることが大切です。
自分の恰好で市民の方々の前に立てるかどうかを1つの判断材料にしましょう!
現役の消防士に話を聞く
消防士採用試験に合格するためには、現役の消防士に話を聞くことも重要です。現役の消防士は、現場目線で必要な考え方を持っています。そのため、より具体的かつ的確な課題を見つけられるだけでなく、何を面接時にアピールしたほうが良いのかも判断しやすくなります。
当たり前ですが、現役の消防士は全員が消防士採用試験に合格しています。面接に関することだけでなく、試験対策のスケジュールや勉強のモチベーション、消防士になって良かったのかどうかなどを細かく相談可能です。
現役の消防士が周りにいない方は、近くの消防署に話を聞きに行くのがおすすめです!
消防士に有利な資格を取得する
来年の消防士採用試験までは、約1年間の期間があります。試験対策以外に時間を確保できる方は、消防士に有利な資格を取得するのがおすすめです。消防士に有利な資格は、以下の通りです。
- 救急救命士
- 大型免許
- 玉掛け技能講習修了
- 潜水士免許
- 危険物取扱者
ただ、資格を取得したからと言って試験に必ず合格できるわけではありません。試験はあくまで、基準の点数をクリアしているかや面接での人間性で判断されています。そのため、資格取得は時間に余裕のある方のみで問題ありません。
資格取得が直接合格には繋がりませんが、資格を取得できる集中力や計画性などはアピールしやすくなります。「消防士になってからこういう現場で仕事したいからこの資格を取得した」ということを伝えられれば、面接官に好印象を与えやすくなるでしょう。
消防士におすすめの資格について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
資格をアピールするのではなく、資格取得までの過程をアピールすることが大切です!
来年の消防士採用試験に合格したいなら「東消塾」
「来年の消防士採用試験にどうしても合格したい」と考えている方は「東消塾」がおすすめです。東消塾はほとんどの講師が消防士OBであり、様々な角度からの試験対策が可能です。
オンラインで消防士採用試験の対策ができるため、効率的に対策を進められます。東京消防庁の合格がメインですが、全国の消防士採用試験にも対応しているため、まずは無料相談から始めてみましょう。
東消塾へ入って、消防士になれた方の意見はこちらを参考にしてください。
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