消防士におすすめの資格まとめ【受験前に取得するべきかどうかも解説】

消防士になるためのオンラインスクール「東消塾」の講師と代表を務める友口です。

消防士の採用試験を受けるにあたって、何かしらの資格を持っておくべきかどうか気になりますよね。

実際に「採用試験前に資格を取っておけば、面接で有利になる!」と思う人は多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、以下のことについて解説していきます。

受験前に資格を取ろうと考えていた人や、消防士になってからどの資格を取ろうか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

基本的に消防士になる前に資格を取る必要はない

結論から言えば、消防士になる前に資格を取る必要はまったくありません。

資格を取るには時間もお金も必要です。

時間・お金という大切な資源を受験前に使うべきかどうか、1つの判断材料にしてみてください。

資格があっても採用試験でそこまで有利になることはない

確かに試験前の資格取得は、面接官へプラスの印象を与えないわけではありません。

しかし、採用試験に合格するために必要なのは、一定以上の点数を稼げるかどうかだけです。

確かに資格を持っていると面接時の話題にはなりますが、それが加点に繋がるわけではないことを知っておきましょう。

資格以上に面接で重要なこと
  • ハキハキと受け答えができるかどうか
  • 将来性を見せられるかどうか
  • この人と一緒に働きたいと思わせられるかどうか
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消防士になってから資格を取得する人がほとんど

採用試験の段階では、多くの人が消防に関連する資格を有していない場合がほとんどです。

資格は消防士になってから取れるものばかりですし、むしろ研修などを受けやすくなるため、採用後のほうが資格が取りやすくなる場合も。

実際に働いてみて、「この部隊でこういう仕事がしたい」という目標が生まれてから、必要な資格を取るほうが効率的です。

みんな無資格で試験に合格しているので、あまり心配はいりません!

消防士におすすめの資格7選

実際に多くの消防士が持っている資格を、取得人数が比較的多い順にご紹介。

7種類と少し多くなるので、以下のリンクをクリック(タップ)して読み飛ばしができるようにしています。

1番上の「大型自動車免許」~4番目の「玉掛け技能講習修了」までは、特に資格保有者が多い資格です。

今後、消防士として活躍していくための参考にしてみてください。

大型自動車免許

「大型自動車免許」は、救助工作車・はしご車・化学消防車などを運転できる免許です。

21歳以上で、普通自動車免許・準中型免許・中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得しており、かつ運転経歴が通算3年以上ないと取得できません。

「大型自動車免許」があるだけで自身の活動の幅も広がるため、多くの人が取得しています。

多くの部隊を兼任させるタイプの消防本部では、ほとんどの人が持っているそうです。

陸上特殊無線技士

「陸上特殊無線技士」は、無線で連絡を取るために必要な国家資格です。

第一級・第二級・第三級と分かれており、「第三級陸上特殊無線技士」は消防学校時に取得が義務付けられています。

しかし、多くの消防士が第二級を取得しているため、狙えるなら第二級を狙っていきましょう。

第一級は使える無線設備の範囲が最大になりますが、難易度がグッと高まりますし、仕事上あまり活きません。

移動式クレーン運転士免許

「移動式クレーン運転士免許」は、救助工作車に搭載されているクレーンを操作するために必要な資格です。

運転技能講習を修了するだけで簡単に取得できます。

救助隊に入る予定のない人にとっては、そこまで必要な資格ではありません。

救助工作車でクレーン作業をするためには、後述の「玉掛け技能講習修了」も取得する必要があります。

玉掛け技能講習修了

「玉掛け技能講習修了」はクレーン作業時、フックに物を掛ける作業が可能になる資格です。

技術講習を修了するだけで取得が可能で、多くの人は前述の「移動式クレーン運転士免許」と同時に取得します。

救助隊に入りたい人は狙っていきましょう。

クレーンの運転・操作は「移動式クレーン運転士免許」物を吊るすなどの作業は「玉掛け技能講習修了」が必要です!

危険物取扱者

「危険物取扱者」は、消防法で定められている危険物(ガソリン等)を扱うのに必要な国家資格です。

甲種・乙種・丙種の3つの資格区分がありますが、多くの消防士は乙種第4類、通称「乙4」を取得しています。

業務内で資格を使うタイミングはあまりありませんが、資格取得によって得た知識は役に立つはずです。

基本的には消防学校で取得させられます!

潜水士

「潜水士」はその名の通り、川や海で潜水作業をするのに必要な国家資格です。

特別救助隊の1つである水難救助隊に入りたい人は狙っていきましょう。

実は実科試験がないため、潜水経験がなくても資格取得が可能です。

逆に言えば、水難救助専門の部隊がない消防本部ではあまり活用する機会がありません。

救急救命士

「救急救命士」は、傷病者が病院に着く前の初期対応をするために必要な国家資格です。

救急車には、必ず1名以上の有資格者が乗車する必要があります。

救助隊として前線で活躍したい人は狙っていきましょう。

資格の取得方法や業務範囲など、詳しいことは以下の記事もご覧ください。

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消防士におすすめの資格まとめ

試験前に資格取得をしようかどうか迷っている人が知っておきたいことのまとめです。

この記事で覚えておきたいこと
  • 基本的には試験前に資格は取らなくてよい
  • 資格よりも大事なのは合格ラインまで点数を伸ばすこと
  • 自身の目標に応じた資格のみを取るほうが効率的

何度もお伝えしますが、採用試験合格に大事なのはいかに点数を伸ばすかどうかです。

面接試験は対策なしで臨んでも、間違いなく落とされてしまいます。

1人で志望動機・自己PR・面接対策をすることはなかなか難しいため、不安な人は「東消塾」のLINEを友だち登録して、無料相談を受けてみてはいかがでしょうか。

さらに入塾していただいた方には、東京消防庁OBや経験豊富なプロ講師が、徹底的に手厚いサポートをいたします!

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この記事を書いた人

【経歴】
株式会社dcn 代表取締役社長
東消塾 代表 
Mindset Professional Coach
元東京消防庁職員

【目的】
東京消防庁の受験生のために
" 挑戦できる環境づくり "をして
最高な人生を歩むための
" ターニングポイント "となる

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