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高卒で消防士は勝ち組?気になる年収や大卒との違いについて解説

高卒で消防士は勝ち組?気になる年収や大卒との違いについて解説

高卒の消防士は勝ち組と言われることが多いですが、実際はどうなのでしょうか?

また、「高卒と大卒はどっちが有利なの?」「高卒で消防士になるためには?」と、疑問を抱えている方も多いでしょう。

元東京消防庁の私の経験を振り返ると、高卒の消防士は同世代のなかで勝ち組と呼んでも過言ではない職業だといえます。

この記事では、高卒の消防士が勝ち組と羨ましがれる理由を解説していきます。

TOMO LABO

高卒と大卒の違いについても比較しているので、高卒で消防士になるか悩んでいる方はぜひ参考にしてください!

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目次

高卒の消防士が「勝ち組」と羨ましがれる5つの理由

消防士は、高卒の就職先として非常に人気が高く、周りから勝ち組と呼ばれるケースがよくあります。

高卒の消防士が勝ち組と羨ましがれる理由としては、以下の点が考えられます。

ここからは、勝ち組と羨ましがれる理由について詳しく解説していきます。

【初任給28万】同世代よりも年収が高い

高卒の消防士が勝ち組と羨ましがれる最大の理由は、同世代よりも年収が高いことです。

総務省が公表している「地方公務員給与実態調査」における高卒消防士の初任給は193,400円とされていますが、実際は地域手当や時間外勤務手当、特殊勤務手当などが加算されます。

日本の消防本部のなかで最も給与水準が高い東京消防庁では、高卒で約28万円の初任給を受取れます。

厚生労働省が行った調査によると、高卒者の平均初任給は19万7500円となっているので、高卒消防士の年収は同世代よりも高くなる可能性が高いです。

スクロールできます
項目初任給推定年収
東京消防庁約279,400円350~400万円
民間企業約197,500円250~300万円
参考:東京消防庁採用情報
参考:令和6年賃金構造基本統計調査

消防士の年収が高い理由としては、以下の点が考えられます。

  • 24時間体制の勤務形態
  • 勤務にまつわる手当が充実している
  • 手厚いボーナスが毎年支給される

このように、高卒1年目の段階から同世代よりも年収が高くなりやすい点が、高卒の消防士が勝ち組と羨ましがれる最大の理由です。

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高卒消防士の年収は都市圏のほうが高い傾向にあります!

景気に左右されず、毎月の給料が安定する

高卒の消防士が勝ち組と呼ばれる理由として、景気に左右されず、毎月の給料が安定していることが挙げられます。

民間企業では、景気や業績の悪化にともなう賞与カットや昇給幅の減少が発生する可能性があり、収入が年ごとに大きく変動するケースがあります。

一方、消防士は地方公務員として給与体系が条例で定められており、景気や自治体の財務状況によって、年ごとに収入が変動することが原則としてありません。

また、年功序列の制度で毎年収入が上がるため、将来の見通しが立てやすい点も魅力だといえます。

項目消防士民間企業
景気の影響受けにくい受けやすい
業績の影響受けにくい受けやすい

このように、景気や業績の影響を受けずに安定した収入を得られることから、高卒の消防士は勝ち組と羨ましがられているのです。

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毎年収入が上がるので給料に不安を感じたことはありません。

終身雇用でローンを組みやすい

高卒の消防士は、民間企業に勤める同世代と比較して、住宅や自動車などのローンを組みやすい傾向にあります。

消防士がローンを組みやすい理由は、以下の通りです。

  • 終身雇用で失業のリスクが低い
  • 収入が安定している
  • 高額な退職金制度がある

消防士は地方公務員として終身雇用が確立されているため、上場企業と同等、もしくはそれ以上の信頼性があります。

金融機関からの評価も高く、特定の金融事故(延滞、債務整理)がない限り、ローンの審査に通過できると考えてよいでしょう。

若いうちから自動車や住宅のローンが組めるので、同世代からは羨ましいと思われる機会が多い職業となっています。

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ローンを組みやすいので若いうちから不動産投資で資産形成している隊員も多いです。

仕事にやりがいを感じる機会が多い

消防士は、人命救助や災害対応に関わる職業で、仕事にやりがいを感じる機会が多いです。

消火訓練や防災設備の点検で地域の方と交流する機会も多く、普段の業務から「誰かの役に立っている」と実感できます。

私も、東京消防庁で勤務しているときは、以下のような瞬間にやりがいを感じていました。

  • 救助活動で対応した人や家族から感謝されたとき
  • 火災現場での被害を最小限に抑えられ、地域に貢献できたとき
  • 現場で訓練の成果が発揮され、自分の成長を感じたとき

このように、消防士は普段の業務からやりがいを感じる機会が多く、自己肯定感も高まりやすいです。

社会的価値が高く異性・子供からの人気が高い

消防士は、社会の安全を直接支える重要な役割を担う職業であり、社会的価値が高い仕事として認識されています。

異性・子供からの人気も高く、消防車で移動中や訓練中は通りすがりの人から手を振られたり、声をかけられたりすることが日常茶飯事です。

実際に、防災イベントや地域行事に参加すると、消防士がいる写真撮影や体験コーナーが一番の人気になるケースも珍しくありません。

「いつもありがとう」など感謝の言葉をいただける機会も多く、誇りを持って消防士という仕事に取組めます。

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消防士は「子供のなりたい職業ランキング」で常に上位を獲得しています。

消防士は高卒と大卒どちらが勝ち組?違いを比較してみた

高卒で消防士になるか悩んでいる方のなかには「大卒で消防士になったほうが勝ち組になれるのではないか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

ここからは、その悩みを解決するために高卒と大卒はどちらが勝ち組なのかを比較していきます。

項目高卒消防士大卒消防士
採用試験
生涯年収
昇給
キャリア
コスパの良さ
働きやすさ

それぞれについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

採用試験はどちらが通りやすい?【高卒〇│大卒△】

消防士の採用試験に通過しやすいのは高卒です。

高卒の方が採用試験に通過しやすい理由は、以下の通りです。

  • 試験への対策が不十分な同級生が多い
  • 大卒の方が試験内容が難しい

2025年の東京消防庁の採用試験における最終合格者の人数を見てみると、実は大卒の方が多くなっていますが、それは単に受験者母数が多いからです。

項目最終合格者数(2025年)
高卒(III類)481人
大卒(I類)801人
参考:職員採用選考・試験結果 | 東京消防庁

また、大卒は試験問題の難易度が高いうえ、周りも採用試験に向けてしっかりと対策しているので、高卒よりも競争率が高くなっています。

一方、高卒は大卒よりも試験内容が易しいうえ、部活動引退後から採用試験に向けて勉強するなど、準備が不十分な同級生が多いので、しっかりと対策すれば合格しやすいです。

高卒の方が合格者人数は少ない傾向にありますが、試験問題の難易度とライバルの対策状況を考えると、高卒の方が採用試験に通過しやすいといえます。

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高卒から合格を目指すなら塾で対策するのがおすすめです!

生涯年収はどちらが高い?【高卒〇│大卒◎】

生涯年収が高いのは、大卒で消防士になるケースです。

大卒は高卒よりも初任給が高いうえ、昇任資格を得るまでの期間も短い傾向にあります。

東京消防庁初任給
高卒(III類)約264,700円
大卒(I類)約302,100円
参考:消消防官Ⅰ類(教養試験方式)|採用情報
参考:東京消防庁(消防官)|公務員試験総合ガイド

ただ、消防士の生涯年収を左右する最大の要因は階級働く地域です。

高卒でも、若いうちから真面目に現場経験を積み、昇任を目指してキャリアを築いていけば、同期の大卒よりも早く昇任できる可能性もあります。

また、消防士の年収は地域ごとに支給割合が異なる地域手当で大きく変動するので、高卒で高い年収を目指すのであれば支給割合が高い都市圏の消防署に勤めるのがおすすめです。

市区町村支給割合(%)
東京(特別区)20%
横浜市16%
神戸市12%
京都市10%
北九州市3%

市区町村ごとの支給率を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

昇給・キャリア形成がしやすいのは?【高卒〇│大卒◎】

消防士で昇給・キャリア形成しやすいのは、一般的に大卒です。

大卒消防士の方が昇任試験の受験資格を得るまでの勤続年数が短く、高卒よりも早いスパンで昇給・昇任できる可能性が高いです。

階級高卒大卒
消防副士長5年以上3年以上
消防士長5年以上3年以上
消防司令補5年以上5年以上

ただ、大卒は高卒よりも消防士になるまでの期間が4年も長いので、高卒の方が早く昇任できるケースもあります。

職風的にも大卒の方が優遇される環境ではないので、昇任試験にさえ合格できれば高卒でも十分に勝ち組になれます。

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「消防士になる!」と明確な目標があるなら高卒で目指しましょう。

コスパで見ると勝ち組はどっち?【高卒◎│大卒△】

消防士になるまでのコスパは、圧倒的に高卒の方が勝ち組です。

高卒の方がコスパの面で勝ち組だと言い切れる理由は、以下の通りです。

  • 大学4年間の学費・生活費が不要
  • 大卒よりも先に収入を得られる
  • 早期収入で生涯年収が伸びやすい

東京消防庁の1年目の推定年収は350万円~400万円ほどなので、大卒が消防士になるまでの4年間で1500万円ほどの差が生まれると考えてよいでしょう。

ただ、高卒で消防士試験に合格できず専門学校に通う場合は、学費が掛かったり、大卒との収入の差がなくなったりするので、高校在学中から塾などを活用して確実に合格を目指すのがおすすめです。

一方、大学に進学する場合は、4年間の学費や生活費が必要になるうえ、高卒よりも収入を得られる時期が遅れてしまいます。

大学在学中の授業料や生活費は高額になるので、両親や将来の自分への負担が大きくなってしまう可能性が高いです。

項目4年間学費
国公立大学約242万円
私立大学約474万円
参考:文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
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コスパ重視なら高卒で消防士を目指そう!

働きやすいのはどっち?【高卒◎│大卒〇】

元東京消防庁の私からすると、働きやすさは高卒の方が感じやすいといえます。

高卒の方が働きやすいと感じた理由は、以下の通りです。

  • 年下の先輩がいない
  • 同世代の同期が多く人間関係を築きやすい
  • 現場経験を早く積める

消防士の仕事は、消火活動や救助活動など、体力やチームワークが重視される業務が中心です。

実際に消防士になると学歴よりも、体力や協調性、現場経験の積み重ねが重視される傾向にあります。

高卒で消防士になれば、若いうちから現場経験を積むことができ、大卒よりも早く業務に慣れることができるため、結果として働きやすさを感じやすいです。

また、同年代の隊員が多く、高卒同期と同じタイミングで訓練や勤務を経験するため、人間関係を築きやすい点も働きやすさにつながります。

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消防の現場では学歴よりもチームワークや経験が重視されます。

高卒で消防士になるための具体的な流れ

最後に、高卒から消防士になるまでの具体的な流れについて解説します。

消防士を目指すうえで欠かせないチェックリストを設置しているので、ぜひ活用してください。

高卒で消防士になるための具体的なステップ

高卒で消防士になるための具体的なステップは、以下の通りです。

  1. 働きたい消防署を決める
  2. 採用試験合格に向けて勉強する
  3. 消防学校で基礎を学ぶ

高卒で消防士になる場合は、まず働きたい消防署を決めましょう。

働きたい消防署は「地元から近くがいいな」「地域手当が高いところでたくさん稼ぎたい」など、希望に沿った消防署を選ぶようにしてください。

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入隊後に違う市区町村の消防署に移動したい場合、再度採用試験を受験しなければいけないので注意が必要です。

採用試験情報は、各市区町村の公式ホームページで確認できます。

働きたい消防署に応募したら、採用試験合格に向けて勉強しましょう。

採用試験の内容
  • 教養試験
  • 小論文試験
  • 体力試験
  • 面接試験

消防官採用試験の合格倍率は約5~10倍と高いので、適切に対策できるかが合格の鍵になります。

採用試験合格後は、一人前の消防士になるために半年間消防学校で座学や訓練を行い、卒業後に実際に消防士として働くことができます。

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消防学校では同期と切磋琢磨しながら自分を高められます!

【チェックリスト】消防士を目指す高校生がやるべきこと

最後に、消防士を目指す高校生がやるべきことを紹介します。

私は以下のチェックリストを参考に東京消防庁に入隊できたので、ぜひ参考にしてください。

□公務員試験の出題科目を確認する
□応募する自治体の過去問を確認する
□応募する自治体の採用情報を確認する
□消防士の仕事内容について理解を深める
□ボランティア活動など、面接で話せるネタを集める
□ランニングや筋トレで体力試験に備える

もし、自分でやるべきことを完遂することが難しい場合は、塾などを活用して効率的に準備を進めるようにしましょう。

まとめ

消防士は、高卒から目指せる職業のなかでも、収入・安定性・社会的評価のバランスが非常に優れている職種です。

初任給の段階から各種手当が充実しており、同世代と比較して高い年収を得ることができるうえ、大学に進学しなくて良いので、高額な学費や生活費も発生しません。

また、人命救助や災害対応など、社会貢献度の高い業務を担当することから、仕事のやりがいを実感できる場面が多く、社会的評価も高い職業として幅広く認知されています。

高卒で挑戦でき、早い段階から経験と収入を積み上げられることを考えると、高卒消防士は勝ち組といえます!

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