【令和4年度最新番】東京消防庁の小論文試験を過去問題から、「傾向の細分化と対策方法」について解説

小論文試験対策

「小論文試験の対策を始めたけど、どんな論文の対策をしていいのかわからない!」
「過去問は見たことあるけど、どんな内容の試験になっているのかいまいち把握できてない!」

というようなことはありませんか?

やはり、小論文試験に関しても対策と傾向を掴むためには、東京消防庁の過去問を調べることが非常に有効になってきます。

小論文試験は大きな得点源になりますので、この記事では
「東京消防庁の小論文試験過去問題を紹介し、傾向の部類方法と対策について」
話をしていきます。

小論文試験の傾向と対策を立てて、一次試験の合格を掴み取りたい人だけ最後までご覧ください。

小論文試験の傾向と対策方法

小論文試験の内容に関して、毎年出題されるテーマが変更するので、傾向を掴むことが非常に難しくなっています。

しかし、小論文試験の過去問をもとにすることで、ある程度の傾向を知り、対策を立てることが可能となります。

順序としては

① 東京消防庁で過去に出題された小論文試験のテーマを見る
② 過去問を分類分けする
③ 分類分けをした中から、次の試験の傾向を見る

となります。

順を追って見ていきましょう。

① 東京消防庁で過去に出題された小論文試験のテーマ一覧

東京消防庁1類 小論文出題テーマ

・今後の社会情勢を踏まえ、質の高い行政サービスを提供するために、消防官としてあなたが取り組むことを述べよ。 (令和4年2回目)

・都民から信頼される消防官となるために、あなたが実践することを具体的に述べよ。(令和4年1回目)

・デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現が人間社会にどのような影響を与えるのか、あなたの考えを具体的に述べなさい。(令和3年)

・社会人として必要なものを3つ挙げ、それを身に付けるためにあなたが今後どう取り組んでいくのか具体的に述べよ。(令和2年2回目)

・下の資料(省略)から傾向を読み取り、行政機関が発信する情報を都民に広く周知するための効果的な方法を考え、具体的に述べなさい。(令和2年1回目)

・資料「主な出火原因別火災件数」(グラフは省略)から読み取れる課題と対応策について、あなたの考えを具体的に述べなさい。(令和元年2回目)

・資料「救急車を呼んだ理由」(グラフは省略)から読み取れる課題と対応策について、あなたの考えを具体的に述べなさい。(令和元年1回目)

・資料「最近1年間で防火防災訓練に参加したことがない最も大きな理由」(グラフは省略)から読み取れる課題を2つあげ、その対応策についてあなたの考えを具体的に述べなさい。(平成30年2回目)

・資料「新規学卒者就職率と3年以内離職率【大学】【高校】」(グラフは省略)から読み取れる課題を2つあげ、それぞれの対応策についてあなたの考えを述べなさい。(平成30年1回目)

・資料「高齢者人口及び割合の推移(昭和25年~平成28年)」(グラフは省略)から読み取れる問題点をあげ、その対応策についてあなたの考えを述べなさい。(平成29年2回目)

・資料「家具類の転倒・落下・移動防止対策を実施していない理由」(グラフは省略)から読み取れる問題点を2つあげ、それぞれの対応策についてあなたの考えを具体的に述べなさい。(平成29年1回目)

・組織において、個々の有する能力を発揮するために大切なことを2つあげ、あなたがどのように実践していくのか具体的に述べなさい。(平成28年2回目)

・先般発生した、平成28年熊本地震における災害について、あなたが問題と感じることを2つあげ、その解決方策について述べなさい。(平成28年1回目)

・組織内でのコミュニケーション不足が組織全体に与える影響をあげ、コミュニケーションを活性化させる方策について、あなたの考えを述べなさい。(平成27年2回目)

・住民の防災への意識を高めるための現状の課題をあげ、消防職員としてどのような取組みが必要か、あなたの考えを述べなさい。(平成27年1回目)

・少子高齢化が社会に及ぼす影響をあげ、それに対する消防行政の取組みについて、あなたの考えを述べなさい。(平成26年2回目)

・都市における国際化の進展が社会に及ぼす影響をあげ、それに対する消防行政の取組みについて、あなたの考えを述べなさい。(平成26年1回目)

・あなたが今までに最も困難だと感じた経験から学んだことをあげ、それをこれからどのように活かしていくか述べなさい。(平成25年2回目)

・さまざまな情報を収集・発信することが容易にできる現在の社会環境のメリットとデメリットをあげ、それについてあなたの考えを述べなさい。(平成25年1回目)

・人間関係をよくするために、あなたがこれまでに行ったことと考えを述べなさい。(平成24年2回目)

・情報の共有化の必要性について、あなたの経験と実績を踏まえて、考えを述べなさい。(平成24年1回目)

・東京消防庁に都民が期待していることを挙げ、消防官として、あなたはどのように取り組むのか、考えを述べよ。(平成23年2回目)

・社会におけるコミュニケーションの必要性を挙げ、あなたが持っているコミュニケーション能力を消防官としてどのように活かしていくのか述べよ。(平成23年1回目)

・都民に信頼される消防官になるために、どのように取り組むのか、あなたの考えを述べよ。(平成22年2回目)

・東京をより安全な街にしていくために、あなたが消防官としての立場で取り組みたいことを具体的に述べよ。(平成22年1回目)

東京消防庁2類 小論文出題テーマ

・東京消防庁の職員として大切だと思うことを、今までの経験を踏まえて述べなさい。(令和4年)

・官公庁がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を積極的に活用することの利点とその活用方策、さらにその際に注意すべきことを具体的に述べなさい。(令和3年)

・あなたの経験から「失敗を糧に成長できた」と考えられる事柄をあげ、今後当庁で仕事をしていくうえでそれをどのように生かしていくのか、あなたの考えを具体的に述べなさい。 (令和2年)

・職場におけるチームワークの重要性とチームワークの醸成に対する取り組み方について、あなたの考えを具体的に述べなさい。(令和元年)

・SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が社会に与える影響についてメリットとデメリットを挙げ、それに対するあなたの考えを具体的に述べなさい。(平成30年)

・都民から信頼される公務員になるために、あなたが必要だと考えることを2つあげ、その理由を具体的に述べなさい。(平成29年)

・資料「日本の人口推移」から読み取れる内容について、あなたが感じる問題点を2つあげ、その問題点に対してどのような取組みが必要か、あなたの考えを具体的に述べなさい。(平成28年)

・消防職員として働く上で信頼関係の重要性をあげ、信頼関係を築くためにあなたはどう取組んでいくのか述べなさい。(平成27年)

・コミュニケーションの重要性について、あなたが経験したことを踏まえて述べなさい。(平成26年)

・東京消防庁の一員として働く上であなたが大切だと思うことを、今までの経験を踏まえて述べなさい。(平成25年)

・あなたの能力、人柄を自己分析・評価し、東京消防庁でどのように活かしていくかを述べなさい。(平成24年)

② 過去問を分類分けする

「小論文試験の内容に関して、毎年出題されるテーマが変更するので、傾向を掴むことが非常に難しくなっています。」ということをお話しさせていただきましたが、分類分けをすることによって、この傾向と対策を作りやすくなります。

これからお話しする5つのテーマに分類をすることによって、試験の範囲を絞ります。

②ー1 社会的な問題をメインテーマにしているもの

 「デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現が人間社会にどのような影響を与えるのか、あなたの考えを具体的に述べなさい。」

「組織内でのコミュニケーション不足が組織全体に与える影響をあげ、コミュニケーションを活性化させる方策について、あなたの考えを述べなさい。」

(その他、少子高齢化、熊本地震、コミュニケーション、国際化など)

②−2 受験生の経験をもとにしてテーマを上げているもの

「社会におけるコミュニケーションの必要性を挙げ、あなたが持っているコミュニケーション能力を消防官としてどのように活かしていくのか述べよ。」

「あなたが今までに最も困難だと感じた経験から学んだことをあげ、それをこれからどのように活かしていくか述べなさい。」

「情報の共有化の必要性について、あなたの経験と実績を踏まえて、考えを述べなさい。」

など

②−3 グラフを用いて、社会問題や防災に関する情報を読み取らせるもの

「新規学卒者就職率と3年以内離職率【大学】【高校】」
「高齢者人口及び割合の推移(昭和25年~平成28年)」
「家具類の転倒・落下・移動防止対策を実施していない理由」

など

②ー4 防災に関することをメインテーマとしたもの

「住民の防災への意識を高めるための現状の課題をあげ、消防職員としてどのような取組みが必要か、あなたの考えを述べなさい。」

「東京をより安全な街にしていくために、あなたが消防官としての立場で取り組みたいことを具体的に述べよ。」

など

②ー5 消防行政としてのあり方をメインテーマとしたもの

「東京消防庁に都民が期待していることを挙げ、消防官として、あなたはどのように取り組むのか、考えを述べよ。」

「都民に信頼される消防官になるために、どのように取り組むのか、あなたの考えを述べよ。」

「東京をより安全な街にしていくために、あなたが消防官としての立場で取り組みたいことを具体的に述べよ。」

など

③ 分類分けをした中から、次の試験の傾向を見る

ここまでにできた、試験の分類に関して、今一度整理しましょう。

・社会的な問題をメインテーマにしているもの
・受験生の経験をもとにしてテーマを上げているもの
・グラフを用いて、社会問題や防災に関する情報を読み取らせるもの
・防災に関することをメインテーマとしたもの
・消防行政としてのあり方をメインテーマとしたもの

これらと、一番初めに共有した過去問を照らし合わせて、
「近年出題が減ってきているもの」
「近年出題されたもの」
「今後の傾向」

を明確にすることで、次年度以降の傾向と対策を立てやすくなります。

これが、個々でできるようになれば、小論文試験だけではなく筆記試験でも活用することができますので、ぜひ実践してみてください。

傾向と対策はあくまでも推測であることに注意!

ここまで傾向と対策に関してお話をしてきましたが、これらはあくまでも推測でしかなく、次年度に出題される問題を知っているのは東京消防庁や各消防本部の試験官のみです。

そのため
「これだけやればいいんだ!」

というような安直な考えはせず、しっかりと戦略を練った対策方法と取るようにしていきましょう!

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