「東京消防庁の試験はとにかく筆記試験!」
「結局は筆記試験がダメなら小論文対策しても仕方ないので、筆記試験に集中する!」
とかって思ってはいませんか?
実は、東京消防庁の1次試験で重要な鍵を握っているのが「小論文試験」なのです。
ということで、この記事では
「東京消防庁の小論文試験に関する基本情報」について話をしていきます。
・これから東京消防庁の試験を考えている方
・今年は不合格だったけど、来年は合格したいと考えている方
・小論文試験に苦手意識を持っている方
には、ぜひ一読いただきたい内容となっています。
この記事を読んで、東京消防庁の試験でも超重要と言われている小論文試験について理解を深めていきましょう。
東京消防庁の小論文試験基本情報(2022年実施の試験)
小論文試験:課題式により、1類及び2類は論文試験、3類は作文試験を行います。
試験内容:課題式のテーマを1題
解答方式:小論文作成用紙に手書きで記入する (800文字以上1200文字程度)
時間:1時間30分 (90分)
これらは、東京消防庁のHPより参考にしたものとなります。
小論文試験の重要性について

東京消防庁の消防官採用試験において、小論文試験は最重要科目と言っても過言ではありません。
なぜかというと、過去の東消塾の生徒で、東京消防庁の1次試験の筆記試験が17点だった受験生Aさんが最終合格し、筆記試験が30点取れていた受験生Bさんが不合格になってしまったことがあります。
その理由の一つが、小論文試験の対策にありました。
Aさんは、筆記試験も小論文試験も苦手としていましたが、筆記試験の対策も行いながら定期的に小論文試験の対策を行っていたため、テーマに沿った文章を適切な方法で提出することができていました。
しかし、Bさんは筆記試験を苦手としていたことから、多くの対策時間を筆記試験に費やし、小論文試験対策ではなんとなく文章がかけていたことから対策を怠ってしまったため、試験当日の文章が適切に書けたつもりになって提出してしまっていたのです。
この事実からも分かるように、 ” 筆記試験だけ ” を頑張っている状態では、東京消防庁の1次試験を突破することが非常に困難なのです。
しっかりと小論文試験の対策時間を作り、試験当日のテーマに沿った適切な文章を書き上げられるようにしていきましょう。
小論文試験は100点を目指す試験ではない

ちょっとタイトルに衝撃を受けた方もいらっしゃるかもしれないので、詳しく話していきますね。
筆記試験に関しては、100点を目指す試験だと思っています。
その理由は、 ” 試験が加点方式 ” になっているからです。
基本的に、筆記試験では五指択一の試験方式になっており、マークシートに記入することで正解か不正解かが明確に別れます。
そのため、1問あたりの点数をつけて、加点していく試験方法になっているんです。
しかし、小論文試験は、実際に受験生のあなたが文字を書いて、文章を書いて、考えを述べていく試験になっているので、正解か不正解かという明確な判断をつけて小論文の採点を行うことが非常に難しい試験方式になっています。
誤字脱字やテーマに沿った文章をかけていなければ、その都度減点をつけていく方法でなければ採点を行うことが難しいのです。
そのため、小論文試験は ” 試験が減点方式 “ になっていることがわかるかと思います。
このことから、 ” 100点からの減点を最小限に抑えるためのテスト ” になっているのです。
小論文試験における超重要な勉強方法
では、みなさんが一番気になっている「どのように勉強をしていけばいいの?」ということについて話をしていきます。
基本的な勉強方法としては
- 小論文試験について知る
- 小論文試験の形を知る
- 小論文試験のルールを知る
- 実際に小論文を書いてみる、見てみる
- 小論部を書いたら添削をしてもらう(超重要)
- 添削でもらった指摘をもとにして次のテーマに取り組む
- 情報収集をする
この7ステップに分けることができます。
では、1つづつ簡単に説明してきます。
小論文試験について知る
小論文試験がどのような試験になっているのかを、先ほどまで話してきました。
内容が抜けてしまっている人はもう1度読み直して理解しましょう。
理解できている人は、
・小論文試験は超重要科目である
・小論文試験は100点から減点を最小限に抑えるためのテストである
ということを確認しておきましょう。
小論文試験の形を知る
小論文試験には、文章を書き上での大まかな型が存在します。
それが、

です。
これを理解して、どんな内容を書くべきなのか勉強していきましょう。
また、この時に必要なのがテーマへの理解度です。
しっかりと問題文を読んで、何を求められているのか理解しましょう。
小論文試験のルールを知る

小論文試験は、受験生が決められたマス目に文章を書いていきますので、作文のときのように文章を書くときのルールが適用されます。
例えば、
・句読点を適切な位置で使用し、理解しやす文章を作る。
・文字を丁寧に書く
など、試験官としては小論文試験において一番減点しやすい部分です。
初歩的なことから、小論文試験特有のルールも存在しますので、確実にルールを調べ、減点を減らしていきましょう。
実際に小論文を書いてみる、見てみる

文章の型とルールが理解できたら、実際に小論文を書いて見ましょう。
「いきなり書けって言われたって自信ないです!」
って方もいらっしゃると思いますので、過去の受験生が書いた小論文や本などを利用して過去の受験生の小論文を見て見ましょう。
小論文試験の対策をし始めた初期段階では、とても効果が高いと思います。
小論部を書いたら添削をしてもらう (超重要)

小論文を書いてから、筆記試験のように点数を知ったり、できていることやできていないことを理解することが重要ですよね?
特に、小論文試験では筆記試験のように確実な答えが存在しないことから、 ” 身近な人に添削をしてもらい、ルールや型を守った文章と第三者が理解しやすい文章を作れているのか “ を確認しましょう。
言葉や文章に普段から慣れ親しんでいるからこそ、ミスに気が付きにくくなってしまっています。
添削でもらった指摘をもとにして次のテーマに取り組む

添削をしてもらったら
「なるほど〜」
だけで終わらせるのではなく、しっかりと反省を生かすための行動をとり、次のテーマに取り組んでいきましょう。
理解したつもりになっていると、書いている文章のレベルはなかなか上がっていきません。
情報収集をする
最後に、情報収集です。
このセクションに関しては、上記のことができてから行うのではなく、常に情報を収集しておくことをお勧めします。
近年の東京消防庁の小論文試験は「DX化(デジタルトランスフォーメーション)」や「国際化」などの社会的なテーマを取り上げていることもあり、知らない言葉が試験当日に出てきてしまった時には焦りを感じてしまいますよね?
そうならないためにも、常に情報収集を行い、試験当日に何があっても困らないだけの知識をつけておきましょう。
誰だってやればできる試験
小論文試験で扱うものは、あくまでも日本語です。
英語や数学のような難しい文字を扱うわけではなく、私たちが普段見て、書いて、言葉にしている日本語なのです。
だから、誰だってやれば絶対にできるようになります。
1次試験突破の鍵は、小論文試験と言っても過言ではないので、しっかりと対策を行い、試験当日は自信を持って文章を書けるようにしていきましょう。
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