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「非番」は消防士や警察官の勤務体制に関する言葉ですが、一般企業では使われない言葉のため、聞き馴染みがない人が多いことでしょう。
そこで今回の記事では、非番についての概要や、非番のときの過ごし方について詳しく解説していきます。
仕事に関する疑問を少しでも解消し、気持ちよく消防士を目指せるようにしましょう。
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消防士の非番とは?
非番とは、勤務日である「当番」明けの日です。
消防士の勤務時間はだいたい8:30〜翌8:40くらいまでで、暦的には非番の日も朝まで勤務をしていることになるため、丸1日完全に休みとなる「週休」とは異なる位置づけとなっています。
非番と週休の違いとは?
非番と週休はどちらも勤務をしない日ですが、両者にはハッキリとした違いがあります。
まず、非番は大規模な火災や天災が起きたとき、招集がかかる場合に出勤しなければなりません。
一方で、週休はあらかじめ決められた休日ですので招集はありませんし、完全にオフとなります。
一見すると「非番は出勤の可能性があるため気が抜けない」と思ってしまいますが、招集されることは基本的にはないため、休みだと思っていただいて大丈夫です。
消防士の勤務体制について解説
消防士には、以下の3種類の勤務体制があります。
毎日勤務は週5で一般企業と同じような勤務体制、2交代制と3交代制は「交代制勤務」と言い、当番・非番・週休をシフトで回す勤務体制です。
それぞれどのような勤務体制なのか、詳しく解説していきます。
勤務体制と併せて、消防士の休日数について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください!
毎日勤務
月〜金曜の8:30〜17:15ごろまで勤務し、土・日・祝祭日は休みとなるのが毎日勤務です。
受付業務や事務処理、防災指導、立入検査をメインにおこない、消火や救助などの現場活動はおこないません。
カレンダー通りに勤務するため、予定が立てやすいというメリットがあります。
「現場に出て人助けをしたい!」という人には不向きですので注意しましょう!
2交代制
当番と非番を繰り返し、一定期間後に週休が挟まるのが2交代制です。
1日働いたら1日休み(非番)というスケジュールで、週休があるときは3連休になります。
勤務時間はだいたい8:30〜翌8:40までの約24時間勤務で、後述する3交代制も同様の勤務時間です。
もちろん仮眠時間は設けられています。
全国の消防士の約半数がこの2交代制をとっているそうです。
3交代制
当番・非番・週休を繰り返し、一定期間で日勤が入るのが3交代制です。
1日働いたら2日休み(非番を含む)というスケジュールですが、当番と非番のみを繰り返すタイミングもあり、3連休は2交代制と比べて少なくなっています。
日勤は毎日勤務と同じ勤務時間・同じ勤務内容です。
東京消防庁ではこの3交代制で勤務します!
消防士は非番にどんな過ごし方をすればいい?
非番を休みの日として考えると、消防士の出勤日数はひと月のうち11日前後しかありません。
日々の疲れを取るために寝て過ごすという人もいるそうですが、正直もったいないです。
限りある時間を有効活用することで、昇任しやすくなったり、職場内での評価が上がったりします。
上記3つの過ごし方は、仕事に対するモチベーションアップにも繋がりますので、消防士になったときにはぜひ試してみてください。
趣味に没頭する
24時間勤務で疲れが溜まってしまうため、心と身体をリフレッシュするためにも趣味に没頭してみましょう。
読書や映画鑑賞、アウトドア系、スポーツ系など、趣味なら何でも大丈夫です。
少しでも気分転換できると、次の出勤日に心機一転頑張れるようになります。
自分を成長させられるような趣味であれば、なお良しです。
新しいことにチャレンジする
何か新しいことを勉強したり、興味があることにチャレンジしてみたりすると、今よりも確実に人生が豊かになります。
自分の今後の可能性も広がりますし、知識や経験が増えることで市場価値も高まるでしょう。
今は1つの職業に固執する必要のない時代になっていますので、消防士をもし続けられないと感じたとき、新たにチャレンジしたことが思わず助けになってくれることもあるはずです。
業務に関する勉強をする
「非番の日くらいは仕事のことは考えたくない!」と感じる人も多いとは思いますが、仕事ができる人は休日にも仕事の勉強をしています。
ライバルたちが休んでいるときに努力することで自信が付きますし、勉強したことの成果が業務中に感じられるようになるはずです。
上司からの信頼が築きやすくなり、より一層仕事がしやすくなるでしょう。
勉強した結果はすぐには出づらいですが、確実に他人との差が生まれます!
非番に関するよくある質問
本記事内では、非番はほとんど休みという感覚で大丈夫だとお伝えしました。
とはいえ「緊急時に招集される可能性があるから、完全に休日と思えない!」という人も出てくることでしょう。
非番を気持ちよく過ごせるようにするために、以下のよくある質問にお答えします。
ちなみに、大規模な台風など、あらかじめ災害が予測できる場合はどちらも控えなければなりません!緊急招集される確率が高いためです!
消防士の非番についてのまとめ
非番について知っておきたいことをまとめました。
- 非番は休日ではなく、招集がかかれば出勤する必要がある日
- 招集は頻繁にあるわけではないため、気持ち的には休みと捉えて問題ない
- 非番は寝て過ごすよりも自分にプラスになることをするのがおすすめ
消防士は非番の日を休みと考えると、週休と合わせて年間の約2/3が休みになります。
どのように非番を過ごすかで、今後の消防士としての生活や人生が変わると言っても過言ではありません。
非番がどんな日なのかを理解して、今後訪れるであろう消防士としての生活を、より豊かにしていきましょう。
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