東京消防庁の試験対策に特化したスクール「東消塾」を運営している、TOMO LABOです!
令和6年度の東京消防庁採用試験では、一部の受験方法・内容に変更がありました。
本記事では、数ある変更点の中でも、受験申込時に提出する「エントリーシート」について、詳しく解説していきます。
他の受験生より少しでも早めに情報を手に入れ、合格を目指したい人は、ぜひ最後までご覧ください。
今回の記事で紹介する内容は、東京消防庁の消防官採用試験における内容です!一般職員の採用試験については触れていませんので、ご注意ください!
\採用試験の最新情報をいち早く発信!/
令和6年度試験より導入された「エントリーシート」
東京消防庁では、令和6年度の試験より、受験者専用ページの受験登録に加え、受験申込時に顔写真のアップロード、ならびにエントリーシートの入力が必要になりました。
顔写真のアップロードとエントリーシートの入力は、どの試験区分を受験する場合も共通して必須です。
どちらも申込期間中に行わなければ、受験が不可能となってしまうため、注意しましょう。
令和6年度からの変更点は他にも存在する
受験申込時のエントリーシート入力以外にも、令和6年から以下の項目が変更になりました。
採用区分 | 変更点 |
---|---|
専門系 | 年齢制限の上限を、30歳未満から36歳未満に引き上げ 1次試験の教養試験を廃止し、適性検査(SPI3)を導入 1次試験は、東京・大阪・福岡の会場で受験可能 Ⅰ類1回目の適性検査(SPI3)と同日に併願が可能 |
Ⅰ類 | 受験可能年齢を、22歳以上30歳未満から、22歳以上36歳未満に引上げ Ⅰ類1回目の1次試験で、従来同様の教養試験か、適性検査(SPI3)かを選択 2次試験の身体・体力検査、口述試験は同日に実施 |
Ⅲ類 | 試験地の盛岡会場を、仙台会場へと変更 2次試験の身体・体力検査、口述試験は同日に実施 |
上記内容に加えて、全試験区分に共通して「資格・経歴評定」の対象資格も追加されました。
令和6年度東京消防庁採用試験の変更点について、より詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
エントリーシートに記載する内容と対策法を紹介
エントリーシートに記載するのは、上記の9項目です。
記載するのはまだ試験の前段階ですので、エントリーシートだけで評価されることはありません。
しかし2次試験の面接時に、記載された内容をもとに質問される場合があるため、やる気のない受験生だと思われないよう、しっかりと記載することが重要です。
対策が必要な項目に関しては、書き方や対策法もご紹介します!
志望理由
200字以内で入力します。
志望理由を書くときの1番のポイントは、結論から先に書くということです。
文字数が限られていますし、ダラダラと書いてしまうと、何を伝えたいのかが不明瞭になります。
「TVで見て格好良かった」などのありきたりな内容ではなく、自分自身にしか伝えられない、オリジナリティのある志望理由を書きましょう。
詳しい内容は面接時に伝えればよいので、100%事細かに書く必要はありません。
希望職務
50字以内で入力します。
ハッキリとした希望部署(部隊)がある場合、正式名称は間違えずに記入しましょう。
「~を希望します」だけだと文字数が確実に余りますので、どの職務を担うことになっても、全力で職務に当たることも記載できると良いですね。
長所・短所
100文字以内で入力します。
自己分析を行い、消防士という仕事に活かせるような長所を探し出しましょう。
短所はただ自身の悪いことを書くのではなく、短所をどう克服しようとしているのかや、むしろ長所に置き換えられるものを書くのも良いですね。
100字以内と文字数がそこまで多くないため、長所・短所はどちらも1つずつに絞りましょう!
職歴と業務内容
自身が過去に社会人として働いた経歴があれば、記載しましょう。
もし経験がなければ、「なし」と記入するだけです。
他官公庁または他社との併願状況
他で併願している職種がある場合は、これから受ける予定があるのか、選考がどこまで進んでいるかなどを記載します。
併願しているものがなければ、「なし」と記入するだけです。
健康状態
試験の直近に健康状態が悪かった場合、発生から経過、現在の状況を記載します。
もし健康に問題がなければ、「なし」と記入するだけです。
他区分の併願状況
東京消防庁採用試験で併願する試験区分がある場合のみ、記載します。
併願先の試験区分でも同様に、エントリーシート提出や、この欄の記載が必要となりますので、注意しましょう。
スポーツ・音楽経歴
評定の対象となるのは、以下の3点のみです。
- スポーツにおいて、高校以降で全国大会出題以上の経歴
- 音楽において、高校以降で全国大会金賞の経歴
- プロとしての経験
スポーツにおける中学時代の全国大会出場経歴や、音楽における全国大会での金賞以外の結果など、上記以外の経歴・表彰などは、評定対象とはなりませんので、注意しましょう。
「少しでもアピールしたいから、評定対象ではないけど入力しよう」というのはNG行為です。
1次試験時に経歴を証明する書類(原本とコピー)が必要で、書類がなければ、上記評定対象であったとしても申請不可能となります。
評定対象ではないけれど、良い結果を残したのであれば、面接時にアピールするのが効果的です。
自己PR
100字以内で入力します。
実はこの自己PR、入力が必須ではありませんが、空欄で出すのは絶対にやめましょう。
仕事に実用性のある能力や、どれだけ消防という仕事に熱意があるのかなど、抽象的ではなく具体的な内容でアピールしてください。
志望理由と同様に文字数が多くないため、100%事細かに書く必要はなく、足りない部分は面接時にしっかりとアピールしましょう。
東京消防庁採用試験のエントリーシートについてのまとめ
令和6年度試験からの変更点を、以下にまとめます。
- 令和6年度試験より、受験申込時に顔写真のアップロードと、エントリーシートの提出が必要
- 申込期間中に提出できないと、そもそも受験ができない
- 面接試験時、エントリーシートをもとに質問される可能性が高く、しっかりとした内容を記載しないと減点されるかもしれない
東京消防庁は令和6年度より、試験の内容・方法を大幅に変更しました。
このエントリーシートも、“ただ受験前に情報登録をするだけ”だと思っていると、思わぬところで足を掬われかねません。
そうならないためにも、今回ご紹介した内容をしっかりとインプットし、対策できる部分は対策をしておきましょう。
「東消塾」では、試験の最新情報を登録者全員に発信しています!まだLINEで友だち登録をしていない人は、ぜひ友だち登録をお願いします!
\最新情報で他の受験者と差をつける/
コメント