消防士の専門学校の学費はどれぐらい?学費が安い専門学校ランキングや利用するメリット・デメリットを解説

消防士になるために、専門学校で対策しようと考える方が多いです。しかし、専門学校の利用を検討する際には「学費の高さ」が悩みの種となる方もいます。

学費を抑えようとして専門学校を選ぶと、自分に最適ではない専門学校を選んでしまい、お金と時間を無駄にしてしまう恐れがあるため注意が必要です。

今回は、消防士の専門学校の学費やメリット・デメリット、専門学校以外におすすめの対策法などを解説します。この記事を参考にすることで、消防士の専門学校の学費についてだけでなく、専門学校以外の方法なども理解できるでしょう。

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目次

消防士の専門学校とは?

消防士の専門学校とは、消防官採用試験に合格するための知識などを専門的に学べる学校のことです。消防官採用試験の合格率は、一般的に10%〜30%程度とされており、独学で対策するには難易度が高くなっています。

消防官採用試験に合格するためには、以下のような試験で合格ラインを超えなければいけません。

消防官採用試験の内容
  • 筆記試験:五肢択一式試験で基礎学力や応用力を問う試験
  • 小論文試験:決められたテーマに添って文章を論理的にまとめる力を問う試験
  • 適性検査:判断力・注意力・性格傾向など、消防業務に必要な適性があるかを測る検査
  • 面接試験:受験者の人柄や性格を評価するための試験
  • 体力試験:消防業務に必要な基礎体力や運動能力を測定する実技試験

参考:消防官Ⅲ類

消防士の専門学校では、筆記試験対策だけでなく、小論文試験対策や面接試験対策を行える専門学校も多く、独学で学ぶよりも効率的に対策できます。

また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境も魅力の一つです。専門学校の中には、特定の消防本部への合格実績が豊富にあり、それらを強みとする専門学校も増えています。

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消防本部によって試験の傾向や評価されるポイントが異なるため、希望する消防本部への合格実績がある専門学校がおすすめです!

専門学校を利用した場合の合格率

消防士の専門学校を利用した場合の合格率は、明確に公表されることはほぼありません。実際、公務員全般の専門学校である「大原学園」も公務員試験の合格率は公表していません。

引用:大原の合格実績 | 資格の大原 社会人講座
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最終合格者の人数だけが公表されています!

ただ、独学で対策するよりも合格率を高められるのは事実です。専門的なノウハウや実績をもとに効果的な対策を進められるため、合格率を高めたいなら専門学校の利用も検討してみましょう。

専門学校には何年通うのが一般的?

消防士の専門学校では、1年制または2年制のコースが一般的です。1年制は短期間で集中して試験対策を行えるため、すでに一定の学力や体力がある人に向いています。

一方、2年制は時間をかけて基礎からしっかり学べるため、公務員試験が初めての人や学力に不安がある人におすすめです。

コースによっておすすめかどうかは様々です。どちらのコースを選ぶかは、自分の学力や受験スケジュール、経済状況などに応じて判断しましょう。

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中には、4年制の専門学校などもあります!

消防士の専門学校の学費はどれぐらい?

消防士の専門学校に必要な学費は、学校の種類やコース、地域によっても異なりますが、年間100〜300万円程度になるのが一般的です。学費には、入学金や授業料・教材費・実習費・施設維持費などが含まれています。

ただ、学費の安い専門学校では年間の学費が100万円を切ることもあります。つまり、1年制コースで学費の安い専門学校であれば、100万円以内で消防士になることも可能ということです。

また、専門学校によっては、模擬試験や特別講座などの別途費用がかかることもあるため、パンフレットや公式サイトで詳細を確認しておきましょう。

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学費は専門学校によって全然違うため、あくまで平均値として理解しておきましょう!

学費が安い消防士の専門学校ランキング

消防士の専門学校を選ぶ際に、学費がどの程度安いのかを重要視している方もいると思います。

以下は、学費が安い消防士の専門学校ランキングと学費をまとめたものです。気になる方は、参考にしてみてください。

スクロールできます
学校名所在地在学期間初年度納入金学費
中京法律専門学校〒461-0023
愛知県名古屋市東区徳川町1804
1年制740,000円740,000円
和歌山コンピュータビジネス専門学校〒640-8341
和歌山県和歌山市黒田41-1
1~2年制790,000円1,530,000円
(2年制)
ELICビジネス&公務員専門学校〒456-0018 
名古屋市熱田区新尾頭1-12-10
1~2年制925,000円1,750,000円
(2年制)
上越公務員・情報ビジネス専門学校〒943-0824
新潟県上越市北城町3-4-1
1~2年制930,000円1,910,000円
(2年制)
長岡公務員・情報ビジネス専門学校〒940-0047
新潟県長岡市弓町1-8-37
1年制960,000円960,000円
国際情報ビジネス専門学校〒320-0811
栃木県宇都宮市大通り1-2-5
1~2年制970,000円1,840,000円
(2年制)
新潟公務員専門学校〒950-0901 
新潟市中央区弁天2-4-21
2年制980,000円1,960,000円
筑波研究学園専門学校〒300-0811
茨城県土浦市上高津1601
1年制1,000,000円1,000,000円
大原簿記法律&美容製菓専門学校和歌山校〒640-8341
和歌山県和歌山市黒田88-1
1~2年制1,020,000円2,040,000円
(2年制)
太田情報商科専門学校〒373-0812
群馬県太田市東長岡町1361
1~2年制1,040,000円1,980,000円
(2年制)
参考:消防官(消防士)を目指せる専門学校 学費が安い順2025 | ベスト進学ネット

消防士の専門学校を選ぶ基準として、学費は大きな選択基準の1つです。上記は学費が安いランキングですが、学費の安さだけで専門学校を決めるのはおすすめできません。

学費が抑えられていても、カリキュラムの質やサポート体制、合格実績が物足りないと感じる場合もあります。そのため、学費以外の部分も確認した上で総合的な視点で判断することが大切です。

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学費はあくまで判断材料の1つとして考えておきましょう!

消防士の専門学校を利用するメリット

消防士の専門学校を利用するメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

消防士の専門学校を利用するメリット
  • 効率的に採用試験対策ができる
  • モチベーションを維持しやすい

専門学校を利用することで、効率的な試験対策が可能であり、最短1年で消防官採用試験に合格できる可能性も高いです。また、独学だと1人で対策を進めなければいけず、モチベーションも保ちづらいです。

その点、専門学校なら周りの仲間と切磋琢磨しながら対策できるため、モチベーションに関係なく計画的な対策も進められるでしょう。

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独学によるデメリットの部分は、専門学校ではほぼ全て解消できるんです!

効率的に採用試験対策ができる

消防士の専門学校を利用するメリットは、効率的に採用試験対策ができることです。消防士の専門学校では、消防官採用試験に特化したカリキュラムが組まれており、筆記試験や小論文・面接試験・体力試験まで一貫して学べる環境が整っています。

そのため、市販の教材や独学では気付きにくい出題傾向やポイントも、専門講師による指導を通じて効率良く身に付けることが可能です。

また、各自治体の試験日程や内容の違いにも対応した授業を行う専門学校もあります。結果的に、複数の消防本部を併願したい場合にも柔軟に対策できるでしょう。

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専門学校を利用することで最短ルートで合格できます!

モチベーションを維持しやすい

消防士の専門学校を利用するメリットは、モチベーションを維持しやすいことです。独学では、モチベーションが上下しやすく安定した試験対策ができません。

しかし、消防士の専門学校には同じ目標を持つ仲間が多く集まるため、互いに刺激を受けながら学習を続けられます。たとえモチベーションが落ち込んだとしても、仲間と切磋琢磨することで再びモチベーションを取り戻して取り組めるでしょう。

また、定期的な面談や進路相談、模擬試験によるフィードバックなどによって、計画的に学習を進めることが可能です。独学で起こりがちな「何をすれば良いのかわからない」という迷いも少なく、安定してモチベーションを保てるのも大きなメリットです。

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仲間と助け合いながら計画を進めることで一生の友人ができることもあります!

消防士の専門学校を利用するデメリット

消防士の専門学校を利用するデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

消防士の専門学校を利用するデメリット
  • 学費が高額で経済的負担が大きい
  • 必ず合格できるわけではない
  • 通学場所や住居に制限が出る可能性がある

消防士の専門学校は、数十万円から数百万円の学費がかかります。独学で対策する方は、参考書代程度しかかからないため、大きな差があるのがデメリットです。

また、専門学校を利用しても確実に合格できる保証もないため、利用を検討する前にデメリットの詳細を理解しておくことが大切です。

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人によってはメリットよりもデメリットの方が大きいと感じることもあるため注意しましょう!

学費が高額で経済的負担が大きい

消防士の専門学校を利用するデメリットは、学費が高額で経済的負担が大きいことです。専門学校は、公務員予備校や通信講座に比べて学費が高額になる傾向があります。

1年間でおよそ100万〜150万円、2年制の場合は総額で200万円を超えるケースもあり、家計や本人の経済状況によっては大きな負担となるでしょう。

また、授業料のほかにも、教材費や施設維持費、1人暮らしが必要なら生活費など追加の費用も発生するため注意が必要です。奨学金制度や教育ローンを利用する選択肢もありますが、卒業後の返済計画も視野に入れておかなければいけません。

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学費に対するメリットがあるかどうかをじっくり検討した上で利用することが大切です!

必ず合格できるわけではない

消防士の専門学校を利用するデメリットは、必ず合格できるわけではないことです。消防官採用試験の合格率は10~30%程度であり、全員が合格できるわけではありません。

さらに、希望の消防本部に合格できる保証もなく、消防士になれたとしても希望する地域ではない可能性も高いです。

希望の消防本部に合格するためには、学費をかけたからといって安心することなく、自主的な学習やトレーニングを継続する能力が求められます。専門学校はあくまで補助ということを理解し、自分自身が努力する姿勢を忘れないようにしましょう。

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消防官採用試験に合格できず、警察官や自衛官になる方も一定数います!

通学場所や住居に制限が出る可能性がある

消防士の専門学校を利用するデメリットは、通学場所や住居に制限が出る可能性があることです。専門学校が現在の居住地から遠い場合、通学が困難な場合があります。

自宅から通える範囲に学校がない場合は、一人暮らしや寮生活が必要となり、生活費の負担が増えることも考えられます。

また、引っ越しに伴って生活環境が大きく変化することで、学習への集中力を保つのが難しくなる人もいるかもしれません。寮の有無や場所、周辺環境も含めて事前にしっかりと調べた上で、最適な専門学校を選ぶことが大切です。

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1人暮らしをしなくても、通学中の隙間時間を活用して勉強する方法もあります!

消防士の専門学校を利用する以外でおすすめな方法

消防士の専門学校を利用する以外でおすすめな方法は、以下の2つです。

消防士の専門学校を利用する以外でおすすめな方法
  • 独学で試験対策を進める
  • オンラインの予備校を活用する

消防士の専門学校を利用することで、合格率を高められるのは事実です。しかし、専門学校だけが消防官採用試験の合格率を上げる方法とは限りません。

特に、学費が高すぎると感じる方は、続けて紹介する2つの方法で対策するのがおすすめです。

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人によっては専門学校よりもメリットが大きい方法だと感じるものもあります!

独学で試験対策を進める

消防士の専門学校を利用する以外で1つ目におすすめな方法は、独学で試験対策を進める方法です。独学での試験対策を検討する前に、以下のメリットとデメリットを理解しておきましょう。

メリット
デメリット
  • 学費がほとんどかからない
  • 自分のペースで学習できる
  • 自由な併願戦略がとれる
  • 情報収集や試験傾向の分析が難しい
  • 面接などの実践対策が不十分になりやすい
  • モチベーションを維持しづらい

独学では、専門学校で1番のデメリットである学費がほとんど必要ありません。必要になるのは、参考書や問題集の数千円だけであり、大幅に費用を抑えられます。

また、近年ではインターネットを活用すれば無料で有益な情報が多く得られるため、工夫次第で専門学校に近いレベルの準備を行うことも可能です。

ただし、独学では計画性と自己管理能力が問われるため、目標を明確にしてスケジュールを立てる必要があります。面接や論文などの実践的な対策が不安な場合は、必要に応じて部分的に有料サービスを活用するのもおすすめです。

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モチベーションを保てて、自分でスケジュール管理できる方には独学がおすすめです!

オンラインの予備校を活用する

消防士の専門学校を利用する以外で2つ目におすすめな方法は、オンラインの予備校を活用する方法です。オンライン予備校のメリットとデメリットに関しては、以下を参考にしてください。

メリット
デメリット
  • 場所を選ばず自宅で学習できる
  • 専門学校よりも学費が抑えられる
  • 動画で何度も復習できる
  • 面接対策や質問サポートも充実している
  • 対面のような緊張感や臨場感が得づらい
  • 仲間との交流が少なく、孤独を感じやすい

オンライン予備校では、自宅にいながら動画講義や過去問演習、模擬面接などが受けられるため、時間や場所に縛られずに効率的な学習が可能です。また、専門学校よりも費用が抑えられる傾向にあり、月額制やパック料金など、予算に応じた柔軟なプランを選べるのも大きな魅力です。

デメリットとして対面での面接対策ができませんが、オンラインで面接対策を行っている予備校もあるため、大きなデメリットにはならないでしょう。

オンライン予備校の活用を検討しているなら東消塾がおすすめです。東消塾は、東京消防庁合格を目指す予備校であり、消防士OBが講師を努めています。まずは、公式LINEの追加で試験対策の無料特典を受け取れるため、確認しておきましょう。

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限定特典のため、早めの受け取りをおすすめします!

消防士の専門学校はやめとけと言われる理由

インターネットや口コミの中には、「消防士の専門学校はやめとけ」という意見も見られます。

その理由として最も多いのが、学費の高さに見合う成果が得られるとは限らないという点です。専門学校に通っても、採用試験の合格が保証されているわけではなく、最終的には本人の努力が不可欠です。

また、学校によって指導内容や合格実績に差があることもあり、適切な学校選びができなければ、時間とお金を無駄にしてしまう可能性もあります。

こうした理由から「専門学校だけに頼るのはリスクがある」と考える人も少なくありません。そこでおすすめなのが、オンライン学習の利便性とプロ講師のサポートが両立できる「オンライン予備校」の活用です。

費用を抑えつつ、必要な分野だけを重点的に学べるため、コストパフォーマンスに優れた「良いとこ取り」の対策ができるでしょう。

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なぜやめとけと言われているのかを理解し、自分にはどんな方法が最適かを考えることが大切です!

専門学校のメリットだけを得たいなら「東消塾」がおすすめ

消防士の専門学校に通うメリットは多いですが、学費が大きなデメリットだと感じる方も多いです。そもそも専門学校に通う目的は、消防官採用試験に合格することです。

そのため、専門学校だけに固執するのではなく、どうすれば効率的かつ確実に消防官採用試験合格率を高められるかを考えましょう。

おすすめの方法としては東消塾」で対策する方法です。東消塾は、オンラインだけで完結できるだけでなく、消防士OBの講師が複数在籍しており、リアルな意見をもとにしながら対策を進められます。

また、東京消防庁合格者だけでなく、様々な消防本部への合格者も輩出しているため、希望の消防本部へのノウハウも充実している可能性が高いです。

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この記事を書いた人

【経歴】
株式会社dcn 代表取締役社長
東消塾 代表 
Mindset Professional Coach
元東京消防庁職員

【目的】
東京消防庁の受験生のために
" 挑戦できる環境づくり "をして
最高な人生を歩むための
" ターニングポイント "となる

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