消防学校とはどんなところ?入校期間や訓練内容、厳しい県ランキングなどを東京消防庁OBが解説

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東京消防庁採用試験の対策に特化したスクール「東消塾」を運営している、TOMO LABOです!

災害現場などで活躍する消防士になるためには、専門的な知識や経験、体力などが必要です。消防官採用試験に受かったからといって、すぐに現場で活躍できる能力が身に付くわけではありません。

現場で活躍できる消防士になるためには、消防学校で訓練を受ける必要があります。消防学校での訓練内容は非常に厳しいため、事前の理解と対策が重要です。

今回は、消防学校の概要や訓練内容、厳しい県ランキングなどを解説します。この記事を読むことで、消防学校の全体像を把握でき、消防士として働くイメージも付けやすくなるでしょう。

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目次

消防学校とは?

消防学校とは、消防職員が現場で活躍するために必要な知識や技術、体力を教育・訓練する施設です。学校と名前が付いていますが、小学校や中学校、高等学校のように学校教育法で定められた組織ではなく、消防組織法で定められた施設です。

消防学校の設置は、消防組織法第51条で定められています。

第五十一条 都道府県は、財政上の事情その他特別の事情のある場合を除くほか、単独に又は共同して、消防職員及び消防団員の教育訓練を行うために消防学校を設置しなければならない。
2 地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市(以下「指定都市」という。)は、単独に又は都道府県と共同して、消防職員及び消防団員の教育訓練を行うために消防学校を設置することができる。
3 前項の規定により消防学校を設置する指定都市以外の市及び町村は、消防職員及び消防団員の訓練を行うために訓練機関を設置することができる。
4 消防学校の教育訓練については、消防庁が定める基準を確保するように努めなければならない。
引用:消防組織法 | e-Gov 法令検索

消防学校に入るには、各自治体が実施している「消防官採用試験」に合格しなければいけません。消防官採用試験では、筆記試験や面接試験などが実施されます。

消防官採用試験に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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消防学校は一般的な学校とは役割や定められている法律が違うんです!

入校期間は約6ヵ月

消防学校の入校期間は、約6か月間です。消防官になってからの初任教育では、4月から9月まで入校するのが一般的です。

ただ、全ての消防本部が6か月間の入校期間なわけではなく、消防学校によって入校期間が異なります。自身が入校する消防学校の入校期間を正確に知りたい方は、各消防本部の公式サイトや問い合わせで直接確認してみましょう。

休みは土日祝日

消防学校の休みは、土日祝日となっています。消防学校入校中は消防署で働く消防士のように24時間勤務ではなく、日勤業務と同様の働き方です。つまり、平日の昼間が勤務時間であり、夜や土日祝日は休日となります。

また、土日祝日には自分の家に帰宅することも可能です。消防学校によっては、土日祝日に家に帰らず宿泊してそのまま次週の訓練に参加するのが可能な場合もあります。

給料は満額支給される

消防学校で教育を受けている期間も、給料は満額支給されます。金額に関しては、各消防本部の初任給が支給されるため、公式サイトなどで確認しておくことが大切です。

東京消防庁の場合、以下の初任給と同等の額が支給されます。

東京消防庁の初任給
  • Ⅰ類(大卒程度):約302,100円
  • Ⅲ類(高卒程度):約264,700円

参考:多様な試験制度|採用情報|東京消防庁採用情報サイト

また、消防士のボーナスは6月と12月に支給され、消防学校在学中も支給されます。ただ、新規採用の方は4月から働いていることになるため、日数分で計算されたボーナス支給となるでしょう。

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消防学校中の6月のボーナスは約20万円程度となります!

消防学校の給与に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

消防学校と消防大学校の違い

消防学校と似ているものに「消防大学校」があります。名前は似ていますが、役割や設置元などが異なります。

具体的な違いについては、以下の表を参考にしてください。

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項目消防学校消防大学校
設置主体各都道府県、政令市、東京消防庁など総務省消防庁
対象者新規採用された消防職員や専門分野習得を目指す消防職員など管理職・幹部候補の消防職員など
目的消防職員としての基礎・専門的な知識・技術の習得高度な専門知識、管理運営能力の習得・研究
入校タイミング採用直後(新規採用職員は必ず入校)一定の職歴・階級に達した消防職員が選抜されて入校
主な教育内容消防活動の基本(消火・救助・救急)、体力訓練、規律訓練総合教育、専科教育、緊急消防援助隊教育、危機管理・防災教育など
訓練期間約6か月(消防本部によって異なる)数週間~数か月(課程によって異なる)
卒業後の進路各消防本部の現場へ配置各消防本部の管理職・指導的立場へ昇進
所在地全国各地(主に都道府県単位で設置)東京都調布市深大寺東町4丁目35-3
参考:消防学校(新人研修)|働く環境|東京消防庁採用情報サイト
参考:消防大学校の紹介
参考:教育訓練実施要領

消防学校は、新規で採用された消防職員の育成や教育、現役の消防職員の資格取得のための訓練などを行います。消防大学校では、幹部候補を中心とした専門知識の習得・研究が主な目的です。

新規採用の消防職員として消防学校へ入校する方にとっては、消防大学校は今すぐに関係するような施設ではありません。そのため、消防学校と消防大学校の大まかな違いについて理解しておきましょう。

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消防士としてのキャリアを積んでいくことで消防大学校を利用する機会にも恵まれるでしょう!

消防学校の何がきつい?

消防学校生活の中で多くの人がきついと感じる部分は、以下の3つです。

消防学校生活の中で多くの人がきついと感じる部分
  • 真夏での厳しい訓練
  • 知らない人との共同生活
  • 体育会系特有の厳しさ

消防学校できついのは訓練だけでなく、人間関係の部分も大きいです。特に、今まで体育会系の環境で生活したことがない方にとっては、ストレスに感じることもあるでしょう。

これらを消防学校に入ってから知るのと、入校前に理解できているのとでは大きな差があります。消防学校に対して不安を感じている方は、何がきついのかを事前に理解しておきましょう。

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自分が当てはまりそうな部分は事前に対策が必要です!

真夏での厳しい訓練

消防学校がきついと感じる1つ目の理由は、真夏での厳しい訓練です。消防学校は4月から9月まで入校するため、1年で最も暑い7月や8月にも訓練を行います。

気温が30度を超える中で防火衣や空気呼吸器、資機材などを身に付けた状態で訓練を行います。身に付ける装備だけでも約20kgを超え、資機材を運んだり要救助者に見立てた人形を運んだりしなければいけません。

このような訓練中には、熱中症で倒れてしまう方も多いです。教官がギリギリのラインを見極めてはくれますが、今までの生活では考えられないようなきつい訓練をこなさなければいけません。

しかし、実際の現場に出れば、さらに暑い状況や厳しい状況の中で活動する必要があります。真夏での訓練はきついですが、今後の自分のためになると考えて取り組みましょう。

知らない人との共同生活

消防学校がきついと感じる2つ目の理由は、知らない人との共同生活です。消防学校の同期は数百人になることも多いです。

地元の消防本部でない限り、ほとんどの人に知り合いはいません。きつい訓練をこなしながら知らない人と24時間生活するため、精神的ストレスも感じやすいです。

ただ、共同生活が辛いと感じるのは最初の1ヵ月までが多いです。日々の訓練や生活を送る中で徐々に仲の良い同期もでき、相談を含め助け合える仲間になるでしょう。

体育会系特有の厳しさ

消防学校がきついと感じる3つ目の理由は、体育会系特有の厳しさです。消防士は身体を使う職業のため、体育会系上がりの人がほとんどです。

教官からは、パワハラだと感じるような叱咤激励が毎日行われます。しかし、現場に比べれば消防学校での叱咤激励などまだまだ甘いです。

実際の現場では、1つのミスで要救助者や仲間、自分の命を危険に晒します。そのため「教官が厳しいのは自分のことを思ってくれているからだ」ということを理解した上で、消防学校を過ごしましょう。

消防学校の訓練内容

消防学校での初任教育における訓練内容は消防組織法第26条4項で定められています。具体的な訓練内容や訓練時間に関しては、以下の表を参考にしてください。

消防学校の具体的な訓練内容はこちら
種目教科目時間数
基礎教育倫理5時間
情操4  〃
法制通論15  〃
消防法12  〃
消防制度8  〃
服務と勤務28  〃
理化学15  〃
小計87  〃
実務教育予防広報20  〃
危険物8  〃
消防用設備12  〃
査察24  〃
建築10  〃
安全管理12  〃
特殊災害と保安10  〃
火災防ぎょ30  〃
火災調査15  〃
防災22  〃
救急50  〃
消防機械・ポンプ10  〃
小計223  〃
実科訓練訓練礼式50  〃
消防活動訓練80  〃
救助訓練40  〃
機器取扱訓練50  〃
消防活動応用訓練80  〃
体育55  〃
小計355  〃
その他実務研修35  〃
選択研修50  〃
行事その他50  〃
小計135  〃
800  〃
引用:消防学校の教育訓練の基準 消防組織法(昭和二十二年法律第二百二十六号)第二十六条第四項

上記の訓練をどの程度のペースで進めていくのかは消防学校によって異なります。しかし、訓練すべき内容はどの消防本部でも統一されているので、安心して訓練に励みましょう。

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それぞれの訓練がどのようなものなのかも確認しておきましょう!

基礎教育

基礎教育とは、消防職員や消防組織としての法律や規律などの基礎を学ぶための教育です。法律や制度の勉強となるため、訓練ではなく座学が中心となります。

ただ、消防士として働くための基礎中の基礎となるため、必ず覚えておくことが大切です。消防本部によっては、最初の座学で法律を暗記することもあるため注意しましょう。

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学生感覚で座学の時にウトウトする方もいましたが、仕事としての座学のため絶対に寝ないようにしましょう!

実務教育

実務教育とは、査察や危険物、救急など消防業務の中でより専門的な知識を身に付けるための教育です。基礎教育と同様に座学となりますが、直接的に消防業務に役立つ知識です。

時間数も223時間と全体の4分の1以上を占めており、それだけ重要な内容を取り扱っていると言えるでしょう。実務教育の勉強を進める中で、自分の興味のありそうな分野を見つける方も多いです。

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消防に入らなければ知らなかったことも学べるため面白いです!

実科訓練

実科訓練とは、消防活動におけるホースやローブ、資機材の基本的な使い方を学ぶと同時に、体力錬成も行う訓練です。基礎的な資機材使用方法だけでなく、実際の現場に見立てた想定訓練も行うため消防士になる実感を得やすい訓練でもあります。

初任教育の中では、335時間と約半分を占めるほど多い時間数となっています。ここでの知識や経験が、現場で直接活躍できるかにも関わるため非常に重要です。

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実科訓練をスムーズに行うために、基礎教育や実務教育が大切になってくるんです!

その他

基本的な訓練以外にも、家族に対して半年間の訓練成果を披露したり、他の消防学校と交流を持ったりする行事も行われたりします。いつもの訓練と比べても、比較的緩めの雰囲気で行われることが多いです。

また、教官も和やかな雰囲気になるため、消防学校の思い出となるでしょう。

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メリハリを付けた生活を送ることで消防学校を有意義なものにできます!

消防学校の1日の流れ

消防学校でのスケジュールは、1日ごとに明確に区切られています。消防学校での1日の流れは、以下を参考にしてください。

【06:30】起床
【07:00】国旗・庁旗掲揚
【07:15】掃除
【07:30】朝食・稼業準備
【08:30】稼業開始
【12:00】昼食
【13:00】稼業開始
【17:15】稼業終了
【18:00】夕食・自由時間
【20:00】各自体力錬成・勉強
【21:45】点呼
【22:00】就寝

※「稼業」とは座学・実科のこと

基本的には8:30に稼業開始となり、17:15に稼業終了となります。それ以外の時間は、自由時間となっていることが多いです。

ただ、朝は決められた時間に国旗・庁旗掲揚や掃除、朝食などを行います。午後の稼業終了後は、個別で体力錬成や勉強に時間を割く必要があるため、ゆっくり休む時間は少ないかもしれません。

消防学校での規則正しい生活に不安を感じている方は、入校1か月前くらいから上記のスケジュール感で生活することでスムーズに消防学校生活をスタートできるでしょう。

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自由時間に休む方もいますが、周りが訓練や勉強をしているので何かしら行動している方が多い印象です!

【都道府県別】入校する消防学校一覧

消防学校は、各都道府県に設置されている47校と政令指定都市の8校、合わせて55校存在しています。

都道府県と政令指定都市別消防学校の情報は、以下を参考にしてください。

都道府県の消防学校
北海道消防学校 江別市中央町16番地の1
青森県消防学校青森市大字新城字天田内183-3
岩手県消防学校 紫波郡矢巾町大字藤沢第3地割117番地の1
宮城県消防学校仙台市宮城野区幸町四丁目7-1
秋田県消防学校 由利本荘市岩城内道川字築館1-1
山形県消防学校 東田川郡三川町大字横山字堤27-1
福島県消防学校 福島市荒井字仲沢7番地
茨城県立消防学校 東茨城郡茨城町長岡4068
栃木県消防学校 宇都宮市中里町248
群馬県消防学校 前橋市田口町1473番地
埼玉県消防学校 鴻巣市袋30
千葉県消防学校 市原市菊間783-1
東京消防庁消防学校(東京都) 渋谷区西原2丁目51番1号
神奈川県消防学校 厚木市下津古久280
新潟県消防学校 新潟市西区曽和100番地1
富山県消防学校 富山市惣在寺1090-1
石川県消防学校 金沢市東蚊爪町2丁目5
福井県消防学校 福井市大畑町97-21-3
山梨県消防学校 中央市今福991
長野県消防学校 長野市篠ノ井東福寺2375-1
岐阜県消防学校 各務原市川島小網町2151
静岡県消防学校 静岡市清水区谷津町1丁目577-2
愛知県消防学校 尾張旭市大字新居5182-1393
三重県消防学校 鈴鹿市石薬師町452
滋賀県消防学校 東近江市神郷町314番地
京都府立消防学校 八幡市八幡樋ノ口15-15
大阪府立消防学校 大東市平野屋1丁目4番1号
兵庫県消防学校 三木市志染町御坂1-19
奈良県消防学校 宇陀市榛原区下井足17-2
和歌山県消防学校和歌山市冬野687-1
鳥取県消防学校 米子市流通町1350
島根県消防学校 松江市乃木福富町735-157
岡山県消防学校 岡山市東区瀬戸町肩脊1170番地
広島県消防学校 広島市安佐北区倉掛2丁目33-2
山口県消防学校 山口市鋳銭司6440-1
徳島県消防学校 板野郡北島町鯛浜字大西165
香川県消防学校 高松市生島町689-11
愛媛県消防学校 松山市勝岡町1163-15
高知県消防学校 吾川郡いの町大内2030
福岡県消防学校 嘉麻市牛隈1794番地
佐賀県消防学校 佐賀市兵庫町瓦町435-1
長崎県消防学校 大村市森園町663-6
熊本県消防学校 益城町惣領2167
大分県消防学校 由布市挾間町向原769
宮崎県消防学校 宮崎市大字郡司分210番地
鹿児島県消防学校 日置市東市来町長里1020-1
沖縄県消防学校 中頭郡中城村字北上原910番地
引用:関連機関・消防大学校
政令指定都市の消防学校
札幌市消防学校 札幌市西区八軒10条西13丁目
千葉市消防学校 千葉市緑区平川町1513番地の1
横浜市消防訓練センター 横浜市戸塚区深谷町777番地
名古屋市消防学校 名古屋市守山区下志段味2280-12
京都市消防学校 京都市伏見区深草越後屋敷町61番地
大阪市高度専門教育訓練センター 東大阪市三島2-5-43
神戸市消防学校 神戸市北区ひよどり北町3-1
福岡市消防学校 福岡市早良区西入部1丁目15-10
引用:関連機関・消防大学校

基本的には、自分が合格した消防本部の消防学校に入校します。

しかし、合格した消防本部が横浜市や大阪府などの政令指定都市の場合、政令指定都市専用の消防学校へ入校することを理解しておきましょう。

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横浜市と大阪府は「消防学校」ではなく「訓練センター」という名前になっています!

消防学校の厳しい県ランキング

消防学校は各都道府県が運営しているため、全国で全く同じ内容の訓練を行うわけではありません。(基本的な内容はどこも一緒です。)訓練内容や教官によって、消防学校の厳しさにも違いがあります。

全国の消防学校の中でも、特に厳しいと言われている消防学校ランキングは以下を参考にしてください。

消防学校の厳しい県ランキング
  • 1位:兵庫県
  • 2位:福岡市
  • 3位:大阪府
  • 4位:静岡県
  • 5位:横浜市

参考:消防学校厳しい県ランキング3位大阪 2位福岡市 1位は〇〇県 | 救急救命士学習塾

東京消防庁ではない政令指定都市の消防本部の多くが厳しいと感じる人が多いです。

消防学校の厳しさにやや違いはあるものの、楽な消防学校は1つもありません。消防学校はどこもきついものだという考えを持ち、適切な準備をしたうえで入校しましょう。

消防学校の厳しさに不安を感じている方は、消防学校入校前に以下の記事を参考にして対策しておきましょう。

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入校前にどのくらい準備ができるかも消防学校を乗り切るために重要な要素です!

消防学校と警察学校はどちらがきつい?

消防士の教育や研修のための施設が消防学校であるのに対し、警察官にも警察学校があります。消防学校と警察学校のどちらがきついかと言われれば、結論として「どちらもきつい」と答えます。

しかし、消防学校と警察学校ではきつさの理由が異なるため注意が必要です。消防学校と警察学校の違いに関しては、以下の表を参考にしてください。

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項目消防学校警察学校
主な目的新人消防職員としての基礎知識・技術の習得新人警察官としての法知識・職務技術・規律の習得
訓練の厳しさ体力・筋力が中心であり、救助訓練や消防活動など実戦型が多い規律を重視した訓練が多く、座学も比較的多い
訓練内容消火、救助、救急、ロープ訓練、体力錬成など柔道・剣道、法学(刑法・刑事訴訟法など)、交通指導、逮捕術など
生活環境全寮制全寮制
入校期間約6か月(消防学校によって異なる)約6か月〜10か月(採用区分によって異なる)
卒業後の流れ消防署へ配属され、即現場での活動が始まる交番勤務や実務研修に入る(現場と連動しながら段階的に実務へ)
参考:消防学校について|女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト
参考:警視庁警察学校

消防学校はどちらかというと体力的にきついと感じやすいです。それに比べ警察学校は、体力よりも精神的なきつさを感じやすいでしょう。

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どちらがきついかは人によっても異なるため、一概には言えないんです!

消防学校に入るまでにやっておくべきこと

消防学校に入るまでの期間で適切な準備をしておくことで、消防学校での生活をより良いものにできます。消防学校に入るまでにやっておくべきことは、以下の3つです。

消防学校に入るまでにやっておくべきこと
  • 消防学校に慣れるための規則正しい生活
  • 訓練を耐えられるだけの体力や筋力トレーニング
  • プライベートの充実

何の対策もせずに消防学校に入ると、訓練に付いていくだけで精一杯になってしまいます。特に体力面が不足していると能動的に動けなくなってしまい、訓練の質も下がってしまうでしょう。そのため、最低でも上記の対策はしておくことをおすすめします。

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事前準備ができているかどうかで消防学校の質が変わります!

消防学校に慣れるための規則正しい生活

消防学校に入るまでの間には、消防学校に慣れるための規則正しい生活を送ることが大切です。消防学校の生活は早朝から始まり、就寝時間も22時と早いです。

指定の時間に眠らなければ翌日に疲れが残ってしまい、訓練や雑学に集中できなくなってしまいます。一度生活リズムが崩れると元に戻すのは大変なため、最低でも消防学校入校前の1ヵ月で消防学校の生活リズムに慣れておきましょう。

訓練を耐えられるだけの体力や筋力トレーニング

消防学校に入るまでの間には、訓練に耐えられるだけの体力や筋力トレーニングをしておくのがおすすめです。消防学校での訓練は、持久力が必要なものから筋力が必要なものなど様々です。

また、最低限の体力が付いていなければ、技術的な訓練に集中できません。体力や筋力は最低限の訓練をこなすために必要不可欠であり、訓練の質を高めることにも繋がります。

そのため、訓練を与えられるだけの最低限の体力や筋力トレーニングを行っておきましょう。

プライベートの充実

消防学校に入るまでの間には、プライベートを充実させておくことも大切です。消防学校入校中の半年間は、24時間寮で生活します。

土日や祝日が休みだとはいっても、休息を取る時間になってしまったり、消防学校で学んだことの余裕や復習に時間を取られたりしてしまいます。

消防学校入校後は、気軽に友人や家族と遊びにも行きづらくなるため、入校前に最大限楽しんでおくことが大切です。プライベートを充実させておくことで、消防学校での生活にも集中できるでしょう。

消防学校に入るまでにやっておくべきことについては、以下の記事を参考にしてください。

消防学校に関するよくある質問

消防学校に関するよくある質問を以下にまとめたので、入校前に気になる点を確認しておきましょう。

男女とも同じ消防学校に入校するんですか?

性別に関わらず、同じ消防学校に入校します。訓練内容や入校期間も男女ともに変わりありません。ただ、生活する寮は男女で部屋やフロアが分かれているため、女性の方でも安心して生活できます。

スマホは使用できますか?

一部時間帯を除いてスマホの使用は可能です。消防学校期間中の働き方は、一般的な行政職員と同じです。平日の昼間に働き、夜や土日祝日は休みとなります。そのため、平日の昼間は使用できず、勤務時間外での使用は可能です。

外出や外泊は可能ですか?

消防学校在学中でも、外出や外泊は可能です。ただ、消防学校によっては外出・外泊の際に届け出を出さなければいけないことが多いため、事前に確認しておきましょう。

入校期間中に辞める人はいますか?

消防学校の入校期間中に辞める人は一定数います。辞める理由は様々ですが、訓練がきついことや同期との共同生活にストレスを感じることなどが挙げられます。しかし、同期がいるからこそ辛い状況を一緒に乗り越えられることも多く、不安に感じていた方の多くが消防学校を無事卒業していることも事実です。

採用区分によって訓練内容は変わりますか?

採用区分によって、訓練内容や入校期間が変わることはありません。高卒と大卒でも全く同じ訓練を受けるため、同期との絆も強くなります。

消防学校はきついことばかりではない

消防学校での生活は、訓練や人間関係など慣れない部分も多く、きついと感じることも多いです。しかし、全てがきついわけではありません。訓練を積み重ねるほどできることが増えて成長を感じられるだけでなく、同期と仲良くなると毎日が楽しいと感じるようになります。

ただ、消防学校に入るためには「消防官採用試験」に合格しなければいけません。消防官採用試験合格を目指しているなら東消塾で学ぶのがおすすめです。東消塾は、消防官採用試験合格を目指す予備校であり、東京消防庁を含めた消防本部への合格者を数多く輩出しています。

また、LINE公式アカウントを追加することで、消防官採用試験対策の限定特典も受け取れます。

公式LINEを追加した方の反応

🧑‍🚒 Aさん(大学4年・東京消防庁志望)
面接対策動画を見て、自分の伝え方が明確に変わったのを実感しました。志望動機の深掘りの方法や、話すときのポイントがとても分かりやすくて、自信が持てるようになりました。本番の面接が楽しみになるなんて、正直びっくりです。

👩‍🚒 Bさん(社会人・転職希望)
小論文対策の動画は「今まで何となく書いていた」自分にとって衝撃でした。テーマの捉え方から構成の作り方まで丁寧に解説してくれて、考えを文章にする力が身についた感じがあります。添削されなくても改善点が分かるようになりました。

👨‍🚒 Cさん(専門学生・筆記苦手)
筆記試験がネックでしたが、LINEでもらった動画で解き方のコツを学べて、ぐっと理解が深まりました。特に数的処理の「考え方のパターン」を教えてくれるのがありがたくて、過去問を解くスピードが確実に上がっています。

LINE公式アカウントの登録は無料なので、限定特典の受け取りや無料相談を利用してみましょう。

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消防学校に関する疑問も公式LINEの無料相談でお待ちしております!

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この記事を書いた人

【経歴】
株式会社dcn 代表取締役社長
東消塾 代表 
Mindset Professional Coach
元東京消防庁職員

【目的】
東京消防庁の受験生のために
" 挑戦できる環境づくり "をして
最高な人生を歩むための
" ターニングポイント "となる

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