消防士採用試験の内容は?概要・難易度・対策法を東京消防庁OBが解説

消防士採用試験の概要・難易度・対策法を解説
TOMO LABO

元東京消防庁職員で、現在は消防士の採用試験合格に特化したオンラインスクール「東消塾」を運営している友口です!

消防士になりたいと思ったら、まずは各自治体で行われる採用試験に合格する必要があります。

今回は記事では、消防士採用試験について概要・難易度・対策法など、あらゆる試験情報をご紹介。

試験に関する知識を早めに身につけることで、試験対策にかけられる時間が増えます。

試験対策の時間が伸びるということは、消防士になるという夢を実現させやすくなるということです。

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消防士になる可能性を高めるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

\試験に関する情報を定期的に発信!/

目次

採用試験を受けるために知っておきたいこと

採用試験について知っておくべきこと
知っておくべき試験情報

消防士の採用試験を受けようと思ったら、まず初めに上記の4項目を知るところから始めましょう。

何も知らないままだと、いざ受験しようと思ったら、時期が違ったり資格がなかったりして「そもそも受験すらできなかった」なんてことも。

そうならないためにも、基本的な試験情報は入れておくべきです。

試験区分

消防士採用試験には、4つの試験区分が存在します。

消防士の試験区分
  • 専門系
    大学卒業程度の資格を有する人で、多くの自治体では30歳未満が対象。さらに、法律・建築・電気・電子・通信・化学・物理・土木・機械系において、専門的な知識を持っていることが条件。
  • Ⅰ類(A)
    大学卒業程度の資格を有する人で、多くの自治体では30歳未満が対象。自治体によってはAという区分になっている。
  • Ⅱ類
    短大・専門卒程度の資格を有する人で、多くの自治体では29歳以下が対象。実施しない年もある。
  • Ⅲ類(B)
    高校卒業程度の資格を有する人で、多くの自治体では22歳未満が対象。自治体によってはBという区分になっている。

上記試験区分に記述した詳細は、各自治体によって多少違いがあります。

学歴不問で、年齢のみで区分をしている場合も。

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自分がどの試験なら受けられるのか、区分は必ず理解しておきましょう。

受験資格

各自治体によって受験資格はさまざまですが、多くの自治体では以下の受験資格を提示しています。

一般的な受験資格
  • Ⅰ類は29歳まで、Ⅲ類は21歳もしくは22歳まで
  • 視力(矯正を含む)が両目で0.7以上
  • 身長が男性はおおよそ160cm以上、女性はおおよそ155cm以上
  • 日本国籍を有している
  • 過去に禁固刑等の処罰を受けていない

身長が「おおよそ」と表記されるのは、その身長に満たなくても合格できる可能性があるからです。

ほとんどの人は、基本的に年齢制限以外の項目で受験できなくなることはないでしょう。

ちなみに、東京消防庁では令和5年から身長・体重制限が撤廃され、令和6年の試験から、専門系とⅠ類試験の年齢制限を36歳未満へ引き下げを発表しました。

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年齢制限は自治体によってかなり違いがあるので、自分の受けたい消防本部のホームページを必ず確認しましょう。

難易度・各年の倍率

消防士採用試験の難易度はとても高く、毎年多くの人が不合格となり、夢半ばで消防士になるのを諦めてしまいます。

各年で倍率は大きく差がありますが、東京消防庁の過去3年分のデータの平均値は、Ⅰ類で約7.7倍、Ⅱ類で約9.4倍、Ⅲ類で約11.5倍でした。

「自分が受験するのは倍率が低い年だといいな」と運任せにせず、多くの受験者の中でも勝ち抜ける実力を身に付けましょう。

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倍率が低い年と高い年の差が激しく、約6倍の年もあれば、約20倍の年もあります。

試験の日程

各自治体によって試験日程はバラバラで、5〜11月と幅広く、受験を希望する消防本部のホームページの確認は必須です。

ちなみに東京消防庁の場合、Ⅰ類試験は例年5月(1回目)と9月(2回目)、Ⅱ類とⅢ類試験は9月におこなわれます。

消防士採用試験の内容を紹介

消防士採用試験の科目

消防士採用試験は、1次試験と2次試験に分かれており、1次試験に合格すると2次試験に進めます。

消防士採用試験の内容

教養試験以外は、自治体によって2次試験でおこなうこともあります。

教養試験

教養試験(筆記試験)は、Ⅰ類なら大卒程度、Ⅲ類なら高卒程度の一般教養を試される試験です。

教養試験の出題分野
  • 知能分野
    文章理解、英文理解、判断推理、空間概念、数的推理、資料解釈
  • 知識分野
    人文科学(国語、歴史、地理)、社会科学(法学、政治、経済、社会情勢)、自然科学(数学、物理、化学、生物)

教養試験はマークシートの五肢択一方式です。

もっとも対策に時間が必要な試験項目で、遅くとも試験から半年前には勉強を始めないと、十分な点数を取るのは難しいでしょう。

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それぞれの出題分野がどのようなものなのか、詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。

論作文試験

論作文試験(小論文)は、災害・防災についてや集団行動について、将来の展望、時事問題など、さまざまなジャンルに対する論述が求められます。

配点としては教養試験よりも高いため、しっかりとした対策が必要です。

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教養試験の点数が低くても、小論文が上手に書ければ十分に挽回できます!

適性検査

適性検査はその名の通り、消防士としての適性を測るための検査です。

検査する項目についてご紹介します。

実施する検査法
  • 内田クレペリン検査
    簡単な四則演算をし、正確性や対応力、集中力を測る検査。
  • YG性格検査
    簡単な質問に対して「はい」か「いいえ」を短時間で答え、嘘つきかどうかを見抜く検査。

内田クレペリン検査で不合格になることはほとんどありませんが、YG性格検査で嘘をつく人は不合格にされる可能性があるため注意が必要です。

ちなみに東京消防庁では、令和6年からⅠ類試験の適性検査に「SPI3」という検査法を導入予定で、教養試験か適性検査のどちらかを選んでの受験が可能となります。(専門系は教養試験は廃止され、適性検査のみに変更予定)

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「SPI3」は語彙力や読解力、推論や確率、英語などを測るもので、従来の検査法よりも高難度なものとなり、教養試験の代替となります!

体力試験

体力試験は、文部科学省が実施する「新体力テスト」でおこなわれる種目をベースとし、業務に支障をきたさないだけの基礎的な身体能力があるかどうかを測る試験です。

体力試験と同時に、身長・体重・視力・色覚・肺活量など、業務遂行に必要な身体を有しているかどうかも検査します。

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東京消防庁では、腕立て伏せのやり方がオリジナルのものになっているため注意しましょう!詳しくは以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

面接試験

面接試験(口述試験)は数ある試験項目の中でも最重要で、合否を分ける大きなポイントとなる試験です。

面接カードに事前に書いた志望動機や自己PRをもとに、多角的な質問を受けます。

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圧迫的な雰囲気になったり、和やかな雰囲気のまま進んだりと、面接官によって面接時の印象が異なるため注意が必要です。

各試験項目の対策法

各試験項目に対する対策法

採用試験に合格するためには、それぞれの試験項目ごとの対策が必要です。

1つでも怠ってしまうと、ライバルに差をつけられて不合格となること間違いなし。

上手に時間配分をして、どの試験項目の対策も過不足がないようにしましょう。

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スクールに通わず、どうしても独学で受験したいという人は、以下の記事も参考にしてみてください。

教養試験の対策

教養試験対策でもっとも重要なポイントは、とにかく過去問を解くことです。

最低でも過去5年分の過去問を何度も解くことで、出題傾向がわかります。

1点注意したいのが、全範囲をまんべんなく均等に勉強するよりも、配点の高い科目から勉強するほうが効率的だということです。

例年、文章理解や数的処理は配点が高く、人文科学は配点が低いため、勉強の優先順位を最初に設定しましょう。

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勉強する科目の優先順位は非常に重要で、これを間違えると得点がなかなか伸びません!

論作文試験の対策

論作文試験対策は、自分で書いた小論文をなるべく第三者に見てもらい、フィードバックを受けることが重要です。

小論文では客観的な事実をもとに、自分がどう感じているのかを述べる必要があります。

常日頃から時事問題や消防に関する事柄へのアンテナを高くしておき、その事象に対して考察したり意見を持ったりすることを習慣づけましょう。

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文章力を鍛えるためにも、1つの題材を何度も書き直し、ブラッシュアップしていくのがおすすめです!

体力試験の対策

体力試験対策は、実際に試験でおこなわれる種目でトレーニングしましょう。

無闇に必要ない筋肉まで鍛えるよりも、試験で必要な筋肉・体力のみを付けるほうが効率的です。

ちなみに、最低限のトレーニングは必須ですが、そこまで強靭な肉体を持たずとも試験の合格は望めます。

筋肉がそこまで必要ない理由は、以下の記事をご覧ください。

面接試験の対策

面接試験対策で有効なのは、徹底的な自己分析と、第三者との実践的な模擬面接です。

特に「なぜ消防士になりたいのか」はほぼ100%聞かれることなので、入念に準備しましょう。

自身に対する質問はもちろんのこと、「消防士に必要なものは何か」や「上司と食い違いがあるときにどうするか」など、業務に関することも聞かれるため、消防士という仕事に対しても理解を深めておく必要があります。

消防士採用試験の内容に関するまとめ

消防士採用試験がどんな内容なのか、知っておきたいことのまとめです。

この記事で覚えておきたいこと
  • どの試験区分が受けられるか、年齢を含めた受験資格の確認は必須
  • 採用試験の難易度や倍率はとても高く、徹底的な試験対策が必要
  • 東京消防庁では、令和6年より受験資格や受験方式が変わるため注意

消防士採用試験は難易度が高く、誰でも簡単になれる職業ではありません。

合格するためには、試験内容と対策法を理解し、他の受験者に負けないだけの努力をする必要があります。

もし本気で消防士になるという夢を叶えたいなら、「東消塾」の無料相談を受けるところから始めてみましょう。

試験に関する不安の無料相談を受け付けていますし、合格するための有益情報を定期的に発信しています。

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この記事を書いた人

【生年月日】 1992年6月23日 

【経歴】
株式会社dcn 代表取締役社長
東消塾 代表 
Mindset Professional Coach
元東京消防庁職員

【目的】
東京消防庁の受験生のために
" 挑戦できる環境づくり "をして
最高な人生を歩むための
" ターニングポイント "となる

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