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「筋肉がないけど消防士になれるの?」
「運動部じゃなかったから、体力試験で不利にならない?」
消防士を目指している人の中には、このように悩んでいる人も多いはず。
そこで今回の記事では、筋肉がない人でも消防士試験に受かるのかということを主題に、体力試験の内容やその対策についても解説していきます。
採用試験に合格し、消防士になるという夢を叶えるためにも、ぜひ最後までご覧ください。



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結論:消防士になるだけなら筋肉はそこまで必要ない


結論から述べると、消防士になる(試験に合格する)だけなら、実は筋肉はそこまで必要ありません。
なぜなら、あくまで試験で見られるのは「業務に支障をきたさない身体があるかどうか」だからです。
消防士になるためにそこまで筋肉が必要ない理由について、より詳しく解説していきます。
強靭な肉体よりも業務がこなせる肉体かどうかが重要だから
消防士に必要な筋肉は、ボディビルやアスリートのような強靭なものではありません。
求められるのは、業務をこなすための筋肉です。
- ホースを握る力
- 物を引っ張る力
- 重い装備を背負うための力 など
試験において言えば、点数を稼げるだけの最低限の筋肉さえあれば、合格には十分近づけるでしょう。



体力試験で目標とする点数については、後ほど詳しく解説します!
体力試験で満点を狙う必要はないから
消防士採用試験で合格するのに、体力試験で満点を取る必要はありません。
合格のための点数を稼ぎたいと思ったら、同じ2次試験の中でも配点の高い面接(口述試験)を頑張るべきです。
体力試験では、全体の平均点以上の点数を取れば十分合格を目指せるラインに到達できるため、無理に筋肉をつけるよりも、他の科目を優先的に対策したほうがよいでしょう。
消防士採用試験における体力試験の主な種目紹介と対策法


筋肉がない人でも試験合格を目指せることはわかりましたが、最低限の筋肉は付けておいたほうが、合格するのに有利なことは間違いありません。
この章では、体力試験の種目を今一度おさらいするとともに、どんな対策をすればいいのかを解説していきます。
なお、東京消防庁の体力試験について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
握力
握力は左右2回ずつ測り、それぞれ良い記録が自分の点数になります。
握力計を握った手が体側に当たってしまったり、握力計を振って勢いをつけたりすると不正になるため注意しましょう。
指の第二関節が握力計にかかるように調節すると、力が入りやすくなります。
上体起こし
上体起こしは、上体起こしをする人と脚を固定する補助者の2人1組になり行います。
マットに仰向けになって背中を付け、両腕をクロスさせて胸の前に付けた姿勢が基本姿勢です。
試験官の合図から30秒間、基本姿勢で上体起こし(腹筋運動)を行い、太ももに肘が何回付くかを計測します。
腕が胸から離れている・肘がちゃんと太ももに付いていない・上体を戻す際に背中がマットについていない場合は、回数にカウントされないため注意が必要です。
長座体前屈(もしくは立位体前屈)
長座体前屈は、脚を伸ばして座った状態で壁に背中と尻を付け、前屈をして柔軟性を測る種目です。
東京消防庁をはじめ、多くの自治体の試験では座位で計測しますが、一部の自治体では立位で計測することもあります。
反復横跳び
反復横跳びは、100cm間隔で平行に引かれた3本線を制限時間内にどれだけ踏めたか、もしくは越えられたかを測ります。
東京消防庁では30秒間ですが、他の自治体では20秒間で行うところが多いようです。
線に触れる、もしくは越えていないと加点されないため、しっかりと線を目視して位置感覚をつかみながら行いましょう。
持久走・シャトルラン
採用試験を受ける自治体によって持久走の形態は変わり、1km走や20mシャトルランなどさまざまです。
東京消防庁の場合は、5分間一定速度を保ち、1km走ります。
複数人のグループで走りますが、競争ではないため、他の受験生を追い抜いたり間隔を空けたりするのは許されません。
立ち幅跳び
立ち幅跳びは、踏み切り線の前に両足を揃えて立ち、腕で遠心力を付けて前方に跳躍した距離を測る種目です。
東京消防庁採用試験では体育館内でマットを用いて実施されますが、屋外の砂場で実施する自治体もあります。
跳躍が終わり地面に着地した際、踏み切り線に一番近い接地面までの距離が記録となるため、尻や手を足よりも後方に接地した場合は、記録が大幅に下がってしまいますので注意しましょう。
腕立て伏せ
体力試験における腕立て伏せは一般的なものとは違い、腕の曲げ伸ばしのタイミングを試験官が指示する特殊な腕立て伏せです。
東京消防庁の場合、試験官の指示するタイミングで15回腕立て伏せをします。
1回毎に腕を曲げた状態で5秒ほど静止させられ、15回目はなんと15秒間静止させられる、非常にハードな種目です。
懸垂
懸垂は東京消防庁採用試験にはない種目ですが、実施する自治体も存在します。
試験官の指示するタイミングで懸垂をする場合や、決められた時間内で何回できるかを見られる場合、回数や時間の制限なく、自分の限界まで懸垂をする場合など、さまざまな方式があるようです。
体力試験の評価表と合格基準について


体力試験の得点は、基本的には文部科学省が実施する「新体力テスト」の得点をもとに測定することがほとんどです。
20〜64歳を対象とした「新体力テスト」の項目別得点表・総合評価基準表を、以下にまとめました。
得点 | 握力 | 上体起こし | 長座体前屈 | 反復横跳び | 20m シャトルラン | 立ち幅跳び |
---|---|---|---|---|---|---|
10 | 62kg以上 | 33回以上 | 61cm以上 | 60点以上 | 95回以上 | 260cm以上 |
9 | 58~61 | 30~32 | 56~60 | 57~59 | 81~94 | 248~259 |
8 | 54~57 | 27~29 | 51~55 | 53~56 | 67~80 | 236~247 |
7 | 50~53 | 24~26 | 47~50 | 49~52 | 54~66 | 223~235 |
6 | 47~49 | 21~23 | 43~46 | 45~48 | 43~53 | 210~222 |
5 | 44~46 | 18~20 | 38~42 | 41~44 | 32~42 | 195~209 |
4 | 41~43 | 15~17 | 33~37 | 36~40 | 24~31 | 180~194 |
3 | 37~40 | 12~14 | 27~32 | 31~35 | 18~23 | 162~179 |
2 | 32~36 | 9~11 | 21~26 | 24~30 | 12~17 | 143~161 |
1 | 31kg以下 | 8回以下 | 20cm以下 | 23点以下 | 11回以下 | 142cm以下 |
上記に記載のない腕立て・懸垂・立位体前屈・持久走においては、それぞれの種目を実施する自治体ごとに、独自の配点が定められています。
段階 | 20~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 |
---|---|---|---|
A | 50以上 | 49以上 | 49以上 |
B | 44~49 | 43~48 | 42~48 |
C | 37~43 | 36~42 | 35~41 |
D | 30~36 | 29~35 | 28~34 |
E | 29以下 | 28以下 | 27以下 |
総合評価でAを取れたら申し分ありませんが、Bでも他の試験科目に注力すれば、合格は十分狙えます。
Cでも合格できる場合はありますが、他の試験科目で素晴らしい結果を残さないと、合格ラインに届かせるのは困難です。
たとえ自分の筋肉に自信がなくても、なるべく得意な種目で点数を稼ぎ、A判定に近づけるように作戦を立てて体力試験に臨みましょう。



僕の経験則ですが、反復横跳びと腕立て伏せを重点的に行うと、他の種目で使える筋肉も同時に鍛えられるためおすすめです!
体力試験では実は人柄も見られている


体力試験において、試験官は体力・筋力だけを見ているわけではなく、実は受験生の人柄もしっかりと評価しています。
- 指示した内容に沿って種目がこなせるかどうか
自分勝手な判断でチームワークを乱さない人間かどうか見られている。
- 得点以上に最後まで必死で頑張ろうとしているかどうか
厳しい環境下でも耐え抜く忍耐力があるかどうか見られている。
- 余計な言動をしないかどうか
社会人・公務員として、TPOに応じた行動ができる人間かどうか見られている。
消防士は、過酷な現場において人の命を救う仕事です。
人の命を預かる現場で、人柄が悪い人に消防活動や救助活動は任せられません。
そのため、体力試験中に注意される受験生は試験官に受験番号をチェックされ、不合格にされることもあるようです。
筋肉がなくて高得点が狙えなかったとしても、指示に対して忠実に従い、一生懸命取り組む姿が見せられれば合格に近づけるでしょう。
消防士になりたいなら体力試験よりも他の試験科目の対策を優先する


消防士の採用試験合格を目指すなら、体力試験対策に時間をかけすぎず、1次試験対策や2次試験の面接(口述試験)対策を優先しましょう。
配点も高いですし、合否を大きく左右する科目だからです。
もし筋肉があまりない人でも、他の科目で得意分野がある人は、そちらを伸ばしたほうが試験合格のためには効率的。
しっかりと自己分析をして、どのように試験を勝ち抜くか対策を立てましょう。
まとめ:筋肉がなくても消防士採用試験には合格できる
筋肉がなくても、消防士の採用試験に合格できる可能性は十分にあります。
大切なのは、自分の弱みではなく強みに焦点を当て、体力試験以外の試験科目の対策をしっかりとすることです。
とはいえ、最低限のトレーニングはしておかないと他の受験者と比べて不利になってしまうため、注意しておきましょう。
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