
消防士になるためのオンラインスクール「東消塾」の講師と代表を務める友口です。
「体力試験は自信はあるけど、内容を詳しく知りたい!」
「消防士にはなりたいけど、体力に自信がない」
という方はいらっしゃいませんか?
東京消防庁の体力試験は、地方消防の体力試験ほど大変ではありませんが、内容を知っているか知らないかということが、試験当日の安心感に繋がる可能性はあります。
ということで、この記事では
「東京消防庁の体力試験に関する基本情報」をお伝えしていきます。
・体力試験に自信はあるけど、内容をしっかり把握したい方
・体力試験に自信はないけど、どうしても東京消防庁に入庁したい方
そんなあなたは、ぜひ最後までご覧ください。
東京消防庁の身体・体力試験基本情報
身体・体力試験:消防官として、職務遂行に必要な身体(四肢間接機能を含む。)体力及び健康度(尿検査、胸部X線検査、心電図、血液検査を含む。)を検査します。主な内容は以下の通りです。


試験日時:1次試験合格後に送付されるハガキで、指定されている日程が試験日となります。
これらは、東京消防庁のHPより参考にしたものとなります。
まずは、健康的な体を作ることが優先されます。
今回は体力検査に関して、各種目の実施方法など、細かい点について話をしていきます。
体力試験における各種目の説明と対策方法
1km走


1km走と聞くと、消防学校にあるグラウンドのトラックを走ることを考える方もいらっしゃるかもしれませんが、東京消防庁の1km走では、消防学校の体育館2階の足元に設置している1km走用のランプを用いて、グループでペース走を行います。
競争になるわけではないので、周りの受験生とのペースを合わせて、協調しながら走ることが重要となります。
反復横跳び


東京消防庁の反復横跳びでは、消防学校の2階にある体育館を使用し、反復跳び用のラインを用いて、小学校や中学校で行った新体力テストの要領で、試験を行います。
設定された3本のラインを30秒間で踏めた、または超えた回数を競い合います。
体の一部がラインに触れず、または超えていなければ回数として数えられませんので、注意がひつようです。
体育館だと足元がひっかかり捻挫することもありますので、怪我にも細心の注意を払いながら試験を行いましょう。
状態起こし


東京消防庁の状態起こしでは、消防学校の2階にある体育館を使用し、体の下に運動用マットを引いた状態で足を固定した状態で状態起こし、新体力テストと同じ容量で行います。
スタートは背中をマットにつけ、体の前で完全に腕をクロスさせた状態で組み、上体を下げた段階では完全に背中をつけ、上体を起こした段階では前に組んでいる腕の肘を太腿につけるようにします。
このルールが守られていなければ、多くの回数をこなしていたとしても減点されてしまうので、確実に行うようにしましょう。
立ち幅跳び


東京消防庁の立ち幅跳びでは、消防学校の2階にある体育館を使用し、体育館のラインと巻き取り式メジャーを用い、新体力テストと同じ容量で行います。
実施者は、ラインに足が被らないように爪先を設定し、試験官の合図のもと助走をつけないように前方へ大きく飛びます。
この時に注意したいことが、爪先から着地した最短距離を計測することから、手をついたり尻餅をついたりすると、かなり痛い減点になってしまうので、着地する際の体勢を前のめりになるくらいにしましょう。
長座体前屈


東京消防庁の長座体前屈では、消防学校の2階にある体育館を使用し、体育館側面の壁と長座体前屈用のブロック型定規を使用して、新体力テストと同じ容量で行います。
長座体前屈の試験では、壁から腰が離れないようにしなければ失格になってしまいます。
また、親指で長座体前屈専用のブロック型定規を挟み込むので、しっかりと指の付け根まで入れてから試験を開始しましょう。
握力


東京消防庁の握力測定では、消防学校の3階にあるストレッチ用スペースを使用し、握力測定用の器具を用いて計測を行います。
注意事項としては、しっかりと第二関節の握りやすい部分を設定しなければマックスの力が出ませんので、確実に設定を行うようしましょう。
また、体側に付けて計測を行ってしまうと、失格になってしまいますので、確実に体側からは離して行いましょう。
腕立て伏せ


東京消防庁の握力測定では、消防学校の2階にある体育館全体を使用し、受験生全員揃った状態で実施します。
腕立て伏せに関しては、新体力テストの項目には含まれていない種目になるので、東京消防庁オリジナルの実施方法で行います。
基本的には、試験官の合図によって15回行います。
しかし、最後の15回がコールされた時に30秒間のキープをします。
この30秒のキープが結構きついので、しっかり対策をする、もしくはコツを掴むようにしておきましょう。
身体に関する、よくある質問
東京消防庁では、ある程度身体に関しても規定されていることがあり、よく受験生から悩みを聞くことがあります。
その中から、一部を抜粋してお伝えします。
身長が160cm、155cm以下なのですが、合格することはできますか?
結論:できます。
身長に関してはあくまでも、「おおむね」という言葉が入っているように、厳密な規定があるわけではありません。
また、東京消防庁の消防官採用試験では、人間性重視の試験を行っていることから、身長が足りなかったからと言って落とされているケースを見たことがありません。
実際の職員の方の中にも、身長が小さい方はいらっしゃいますので、ご安心ください。
視力や色覚、聴力に問題がある場合は合格することが難しいのでしょうか?
結論:わからない
職務に必要な数値はある程度設定されていますが、どこまでが許容範囲になっているのかはわかりません。
そのため、確実に合格できるということや不合格になるということは言えませんが、視力に関してはコンタクトや眼鏡などの調整によって修正することができると思いますので、できることを全て行った上で試験に臨みましょう。
準備ができていない状態で試験に臨んだ場合は、不合格になる可能性がより高くなってしまいます。
体力試験にあまり自信がないのですが、合格することは可能ですか?
結論:可能です、ただし…
体力に自信がない人でも、東京消防庁の消防官採用試験では、合格していることが多々あります。
その理由が、東京消防庁の採用試験が人間性重視であることや、体力試験の難易度が比較的低いことにあります。
体力試験に関しては一定量の運動能力が確認できれば大丈夫なので、日頃からトレーニングをすることで対策をすることが可能です。
日頃からのトレーニングが面接対策にもなる
体力試験に自信のない方は、特に日頃からトレーニングをするようにしましょう。
なぜかというと、そのトレーニングが面接対策にもなっているからです。
理由は、面接時における外見は、面接官に対しての非言語情報として働くからです。
やはり、消防官採用試験ですので、受験生がしっかり任務を遂行することができるのか、消防士として一緒に働きたいと思う人材なのかを見られていますので、体を鍛え、消防士らしい姿を作ることで、試験官に対して非言語情報としてのアピールができます。
しっかりと準備をして試験に臨みましょう。
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