背が低くても消防士になれる?身長制限や背が低いメリットを解説

元東京消防庁職員で、現在は消防士の採用試験合格に特化した
オンラインスクール「東消塾」を運営している友口です!

消防士の目指している人の中には「自分は背が低いから消防士になれるか不安…。」という悩みを抱えている人も多いことでしょう。

今回の記事ではそんな悩みを解決するべく、以下の内容について解説していきます。

不安や悩みを解消して、気持ちよく消防士を目指せるようになりましょう。

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目次

受験要項に記載の身長制限について

実は、2023年より東京消防庁は身長・体重の制限を撤廃しています。

とはいえ、まだ身長制限を設けている消防本部が多いのも事実。

消防士の身長に関してどのような規定があるのか、以下の内容で詳しく解説していきます。

各消防本部が設けている大体の身長制限を紹介

身長制限を設けている消防本部を受験する場合、どのくらいの身長があればいいのか、各消防本部が設けている大体の身長制限を以下にまとめました。

消防士になるために必要な身長

男性:おおよそ160cm以上

女性:おおよそ155cm以上

「おおよそ」と書かれている理由は、その身長に満たなくても合格できる可能性があるからです。

明確な基準を定めると、身長が5mm足りなかった場合なども不合格になってしまい、反発の声も免れません。

そうならないためにも「おおよそ」と表記し、後は体力試験等の結果によって合否を分けています。

大切なのは、業務を遂行できるだけの体力・体格があるかどうかです。
身長が低いからといって諦める必要はありません。

病気による低身長の場合は消防士になれない可能性がある

各消防本部が設ける身長制限に満たなくても、合格する可能性はあります。

しかし、病気が理由で低身長になってしまっている場合はその限りではありません。

低身長の他に併発する症状がある場合は、安定して業務に当たれないと判断され、落とされてしまう可能性が高いでしょう。

業務中に体調を崩してしまっては、本人も被救助者も危険ですからね。

消防士に身長制限を設ける理由を紹介

採用試験で身長制限を設ける理由は、身長の低さが原因で業務に支障をきたさないためです。

身長が低いことで起こりうる以下の2つの支障について、より詳しく解説していきます。

高い位置にある資機材が取れないから

消防車両は、高い位置に資機材が積まれています。

身長が低いことにより、1人でその資機材を取れないと他の隊員に面倒をかけると同時に、貴重な活動時間をロスすることに。

身長制限にある約160cmは、この資機材を取るために必要な身長でもあります。

基準を満たしていても、取るのに苦労する人もいるそうです。

高い塀を越えられないから

まれではありますが、救助活動や消火活動時、損壊がひどい場合に崩れた塀を越えることがあります。

もし当事者の身長の低さが理由で塀を乗り越えられない場合、火災の被害が広がったり、被救助者を助けられなかったりする可能性もあるでしょう。

そうならないためにも、ある程度柔軟に活動するための身長が必要になってきます。

命に関わる仕事なので、助けられない可能性を最大限潰さないといけません。

大きな物・重量物の運搬がしづらいから

大きな物や重量物を運搬する際、どうしても身長が低い人よりも高い人のほうが有利です。

重量物の運搬はある程度トレーニングでカバーできますが、それでも筋肉は大柄の人のほうが付きやすく、ハンデを感じることも少なくないでしょう。

力を使う仕事が多いため、ある程度の体格を持っていないと消防士は務まりません。

身長の低い人が消防士になるメリット

「身長制限を少し超えたくらいの身長では、消防士は大変なんじゃないか…?」と思う人もいるでしょう。

しかし、身長の低い消防士にも活躍できる場やメリットがあります。

身長が低いからと言って消防士になるのを諦めず、むしろプラスの面にも注目してみましょう。

逆に言えば、身長が高い人のデメリットでもあります。
どちらも長所・短所があるんですね。

狭い空間で活動しやすい

消火活動時や救助活動時、狭い空間で活動することが多々あります。

そんなときは身長が低いほうが繊細に動けますし、活動領域も広がるため有利です。

体が小さくないと入れない場所がある可能性もありますし、消防活動において身長の低い人は貴重な戦力になり得ます。

そういった場合は過酷な現場が多いため、それ相応の厳しい自己鍛錬が必要でしょう。

高身長の人より低姿勢の活動が楽

先ほどご紹介した「狭い空間内での活動」にも関わってきますが、消防活動をする現場では、低姿勢で活動することがあります。

身長の低い人ならそこまでかがまなくてもいいところ、高身長の人はより大きくかがまないと、同じレベルの低姿勢になれません。

かがみ姿勢は足腰の負担が大きくなるため、身長が低い人のほうが負担が少なく済みます。

長時間低姿勢になる必要がある現場では、より精力的に活動できますね!

消防士の身長制限に関するまとめ

身長の低い人が消防士を目指すときに知っておきたいことのまとめです。

この記事で覚えておきたいこと
  • 男性がおおよそ160cm・女性はおおよそ155cm以上の制限を設ける場合が多い
  • 身長制限を設けるのは、業務に支障をきたす可能性があるから
  • 身長が低い人は狭い空間内での活動時や、低姿勢での活動時に有利

身長の高低に関わらず、消防士になるのはとても難しいことです。

毎年倍率が非常に高いですし、本気で試験対策をしても落ちてしまう可能性も。

絶対に消防士に受かりたいという強い気持ちがあって、それでも合格できるか不安な場合は、東消塾」の無料LINE相談を受けてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

【経歴】
株式会社dcn 代表取締役社長
東消塾 代表 
Mindset Professional Coach
元東京消防庁職員

【目的】
東京消防庁の受験生のために
" 挑戦できる環境づくり "をして
最高な人生を歩むための
" ターニングポイント "となる

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