消防士になるためのオンラインスクール「東消塾」の講師と代表を務めるTOMO LABOです。
「東京消防庁の消防士になりたい!」「救助隊に入って多くの人の命を救いたい!」
だけど
「どんなことを勉強したらいいの?」「どうしたら東京消防庁に合格することができるの?」
そんなことを思っていらっしゃいませんか?
そんな方に向けて、この記事では「東京消防庁の教養試験に関する基本的な情報と傾向」について話をしていきます。
- これから東京消防庁の消防士になることを一瞬でも考えた方
- すでに消防士になるための勉強を始めている方
- 昨年も受験はしていたけど、惜しくも1次試験で不合格だった方
には絶対に見て欲しい内容となっていますので、一度は最後までご覧ください。
この記事を読んで、第一関門である教養試験の攻略方法を見出していきましょう。
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東京消防庁の教養試験基本情報(2022年実施の試験)
出題範囲:
- 知能分野
文章理解、英文理解、判断推理、空間概念、数的推理、資料解釈 - 知識分野
人文科学(国語、歴史、地理)、社会科学(法学、政治、経済、社会情勢)、自然科学(数学、物理、化学、生物)
解答方式:五肢択一
解答時間:2時間
上記は、東京消防庁のHPから引用した情報です。
みなさんが一番気になるであろう、各分野の試験内容を細かく見ていきましょう。
知能分野
文章理解
「文章理解」の問題は、国語の教科書のように「文章を読んで、内容と一致しているものを選択しなさい」というような形式です。
また、毎年の試験傾向として約5問の出題があることから、比較的重要度の高い分野でもあることがわかります。
できる限り、文章理解での点数を落とさないように勉強することが、合格への鍵となってきますね。
英文理解
「英文理解」は、出題傾向に以下の2つのパターンが存在します。
- 英文を読み、内容と一致する選択肢もしくは不一致の選択肢を解答するもの
- 英単語が虫食いになっていて、その箇所に正しく入る英単語を解答するもの
英語の文章自体は比較的優しめに感じますが、普段から英語に慣れていない人にとっては難易度の高い試験科目と感じるでしょう。
毎年3〜5問程度出題されており、比較的配点の高い科目です。
判断推理
「判断推理」は、大きく以下の4項目に分かれています。
- 形式論理
- 文章条件
- 数量条件
- 暗号と規則性
基本的にどの問題にも数字を用いたり、文章を論理的に解釈したりして問題を解いていきます。
一見すると難しいのですが、解法のパターンを覚えておくことで解きやすくなるでしょう。
比較的出題数が多い科目のため、しっかりと対策して得点源にしたいところです。
解法のパターンや解くためのコツを知りたい人は、LINEで「東消塾」を友だち追加し、無料相談をしてみましょう!
空間概念
「空間概念」は、サイコロの展開図を答えていく問題や、図形の面積など、図に関する問題がメインの科目です。
空間把握能力が必要になるため、受験者によって得手不得手がハッキリと分かれます。
しかし、出題範囲がそこまで広くないので、図形に慣れれば難易度の低い科目となるでしょう。
まずは難易度の低い平面図の問題から少しずつ慣れていきましょう。
数的推理
「数的推理」は、受験者が最も頭を悩ませる科目の1つです。
出題範囲が非常に広く、数学の方程式や距離を求めるような問題、物理のニュートン力学を使用する問題、化学の濃度計算をする問題など、専門性の高い問題が並びます。
さらに、東京消防庁の場合は出題数も多いため、難易度が高くとも絶対に押さえておきたい科目です。
特に方程式・不等式・図形・場合の数・確率に関しては頻出になるのでしっかり勉強しておくことをお勧めします。
この科目でしっかり得点を稼げるかどうかが合否を分けます!
資料解釈
「資料解釈」は、表やグラフの内容を読み取る能力を測るための科目です。
ここ数年、東京消防庁では出題率が上がってきている傾向にあります。
表やグラフを読み解くには慣れが重要ですので、後回しにせず、毎日少しづつ取り組みましょう。
1日あたりに解く問題数は少なくて良いので、できるだけ毎日取り組むのがおすすめです。
問題によっては解くのに時間がかかるので、時間配分をいかに行うのかが重要になります。
知識分野
人文科学(国語、歴史、地理)
「人文科学」は、以下のような出題範囲となっています。
- 【国語】
言葉の意味を問う問題が中心。 - 【歴史】
近代以降の日本史・西洋史の世界史が中心。 - 【地理】
気候や河川に関する問題が中心。
出題範囲が非常に広く、全範囲をカバーするのはほぼ不可能でしょう。
そのため、多くの受験生はある程度勉強の範囲を決めている人が多いように感じます。
出題数はそこまで多くないため、勉強する優先順位としては比較的低めです。
社会科学(法学、政治、経済、社会情勢)
「社会科学」では、簡単な法律や政治の仕組み、経済、時事問題など、社会一般で必要な知識を試す問題が出されます。
出題範囲は他の科目よりも狭く、得点が稼ぎやすい科目の1つです。
後述する「自然科学」が苦手な人は、この分野をしっかりと暗記し得点につなげることで、1次試験合格に近づきます。
特に議員に関する問題や法律は出題率が高く要チェックです。
自然科学(数学、物理、化学、生物)
「自然科学」は教養試験内の全科目の中で、もっとも難易度の高い科目です。
数的推理よりもさらに専門性の高い問題が多く、なかなか正答数が上がらない人が多いはず。
東京消防庁採用試験では約10問も出題されることから、多くの受験生が苦戦を強いられます。
だたし、出題傾向がわかれば範囲を絞った対策が可能ですので、数年分の過去問を解き、効率よく対策しましょう。
数は場合の数・三角比、物理は電気・波動、化学は物質特性・基本事項、生物は細胞・恒常性などが出題傾向としては高くなっています!
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