消防士になるためのオンラインスクール「東消塾」の講師と代表を務めるTOMO LABOです。
「東京消防庁採用試験は人間性重視と言われているけど本当?」「面接対策ってどんなことをすればいいの?」
と思っていませんか?
今回の記事では、東京消防庁の面接試験に関する基本情報について解説していきます。
- 最終合格を確実に勝ち取りたい人
- 面接試験に不安を抱えている人
- 面接対策を始めたばかりの人
上記のような人は、ぜひ最後までご覧ください。
\試験に関する有益情報を発信中!/
東京消防庁の面接試験の基本情報
面接試験は、事前に書いた面接カードを元におこなわれます。
- 職歴
- 併願先、今後受験予定先
- 自己PRと持っている資格
ちなみに東京消防庁の場合は面接カードを事前に準備できず、体力試験の終了後に20分ほど記入する時間が設けられます。
以下に面接試験のより詳しい情報をまとめました。
面接試験本番で緊張しないためにも、事前情報はしっかりとインプットしておきましょう。
面接官の人数
面接官の人数は基本的に3人です。
よくある構図としては、強面の人が1人、普通の人が1人、優しそうな人が1人というような人員配置ですが、東京消防庁ではそのようなことはありません。
どうやら階級を分けて配置しているようで、40~50代後半くらいの人が1人、30代くらいの人が1人、20代くらいの人が1人というような人員配置になっている場合が多いそうです。
面接会場の状況
面接ブースはおおよそ12ブースほどあります。
多くの受験生を捌いていく必要があるので、ブースの量を多くして対応する必要があるためです。
面接会場によっても若干異なりますが、各ブース内は狭く、6畳程度の広さで作られています。
入り口からすぐの場所に受験生の椅子が用意されていることもあるので、狭い中で動くことを頭の中に入れておきましょう!
また、一定範囲内に複数のブースを設置することから、面接時に他の受験生の声が聞こえることがあります。
聞こえないかもしれないからと大声を出す必要はありませんが、ある程度大きな声を出して受け答えができないと、面接官からの印象が悪くなる可能性があるので注意しましょう。
面接官の情報
面接官は、年齢が偏らないように幅広い年齢の面接官を用意しています。
圧迫面接風であったり、和やかであったありと、面接時の雰囲気にばらつきがあるそうです。
一説によると、受験生の試験の点数で様々な揺さぶりをかけているとの噂があります。
よく「圧迫面接をされた」という声を聞くのですが、圧迫面接というよりは、受験生の受け答え方に具体性がなかったり、伝わりづらい話し方をしていたりする場合に、深堀った質問をすることを圧迫だと感じることが多いようです。
受験生側から感じた面接官の様子
面接官の声が小さく聞き取りづらかったです。
確かに、東京消防庁の試験では約12ブースも設置しているから、他の受験生の声で面接官の声が聞き取れなくなってしまうことはよくあることなんだ。
そんな中で絶対にやってはいけないことは「しっかり聞き取れていないのにうやむやな状態で回答する」こと。
聞き取れなかった時には「申し訳ございません。よく聞き取ることができませんでしたので、もう一度質問していただけないでしょうか?」と、丁寧な言葉遣いで聞き返そう!
ニコニコして話しやすい面接官が1人いましたが、その他は厳しい人ばかりでした。
これは面接ではよくあることで、面接官にそれぞれの役割があることから、わざと厳しくしている可能性もあるんだ。
でも、そこで焦らないように「この人は〇〇な役割を演じている人だな」くらいの認識で面接に臨もう!
3人の面接官のうち、1人は消防官ではない気がしました。
もしかしたら、現場から離れた期間が長い面接官だったのかもしれないね!
消防士には様々な業務があって、現場以外にもたくさんの仕事があるから、その部署から応援で駆けつけている可能性もあり得るね!
1人は身を乗り出して発言に対して頷いてくれましたが、他は冷たい印象でした。2人の面接官は長机、1人は自分の右側にいたんですが、あれはなぜでしょうか?
面接官には様々なタイプがいることを理解しておけば、冷たい対応をされても、戸惑うことなく面接を乗り越えられるよ。
東京消防庁の面接試験は机の配置がL字になっているから、受験生の右側に面接官がいるという、少しトリッキーな配置になっていることが多いね。
もし、右側にいる面接官から質問されたら、必ず身体を面接官に向けることが大切だね!
面接官は現役の消防官なので、消防のことに関して具体的に話すと、共感してくれている感じがありました。
具体的に話す受験生は、面接官も話が理解しやすくてありがたいんだ。
例えば「ポンプ隊員になりたいです」と「特別消火中隊の隊員となり、一般のポンプ隊では対応できない火災対応に従事したいです」と答えるのでは、面接官の印象がガラッと変わるよ!
この例を参考にして、具体的な回答を心がけていこう!
受験生のスーツの色
- 黒色:80%
- 紺色:10%
- 他の色:10%
最も多かったのが黒色のスーツです。
スーツの色で合否が決まるわけではありませんが、日本には「社会通念上」という言葉があるように、社会人の常識として落ち着いた色のスーツを選ぶのがおすすめです。
迷ったら黒色のスーツを着ておけばOK!
受験生の髪型
- 短髪:50%
- スポーツ刈り:40%
- 眉毛に前髪が掛かるくらい:10%
消防士の採用試験では、基本的に髪は短いほうがおすすめです。
消防士は火災現場で「面体」という特殊なゴム製マスクを着装するため、髪の毛がマスクに挟まってしまうと、その部分から煙が入り込み命の危険があります。
そのため、面接官は受験生の髪型をしっかりとチェックするはずです。
メラビアンの法則というものがあり、初対面の人の情報を得る際に、視覚情報が最も認識されやすい傾向にあることから、髪を短くすることが重要であることがよくわかりますね。
面接試験等日のスケジュール(とある塾生の場合)
すべての受験生に上記スケジュールが当てはまるわけではありません。
しかし、注目していただきたいことは開始時間です。
集合時間は10時と言われているのに、10時オンタイムで試験説明がおこなわれています。
10時よりも前に試験官は試験準備をしているということになりますね。
これは何を意味するかというと、「時間を守れる受験生なのか、早めの行動ができる受験生なのか」を見ているということです。
席に座り質問に答えることだけが面接試験ではなく、集合時間から解散までのすべての時間で評価がされています。
試験開始後の待ち時間ですが、長い人では1時間以上待機する場合も。
待機時間が退屈だからといって、落ち着かない態度を取らないようにしましょう。
一挙手一投足、すべてが好印象となるように努めるべきです。大変かもしれませんが、たった1日で合否が決まると考えれば、頑張れるはず!
面接試験の対策法4選
面接試験は、受験生の人柄を見るための試験です。
しかし、人柄を見るからと言って何も準備せず、完全な素の状態で挑んでも落とされてしまうでしょう。
そうならないためにも、面接対策は必須です。
徹底的に自己分析をしておく
自己分析は、面接時に流暢な受け答えをするために必須です。
自分の軸がブレなくなるため、発言内容に一貫性が生まれ、虚偽なく受け答えができる受験生だと信頼も生まれます。
過去に自分が頑張ってきたこと、楽しかったこと、大変だったことに対して「なぜ?」と問いを投げかけると、自分の価値観が見えてきたり、出た答えを用いてエピソードトークができるようになったりするはずです。
今まで経験してきたことを年表にしてみてもよいですね。
頻出の質問内容を把握しておく
どの消防本部を受験する場合でも、必ずと言っていいほど聞かれる質問内容があります。
- なぜ消防士になろうと思った?
- 消防士になったら何がしたい?
- 仕事をするうえで大切だと思うことは?
頻出の質問内容はもちろん他にもたくさんありますが、これらの質問に対しては、具体的かつ明確な回答ができるようにしましょう。
よくある質問には全員が対策をしているだろうと、面接官側も予測しています。
そのため、うまく受け答えができない受験生は、それだけで大きなマイナスイメージを持たれてしまうでしょう。
頻出の質問について詳しく知りたい人は、東消塾の公式LINEに無料で相談してみてください!
面接時に提示されるルールには必ず従う
面接当日に、試験会場でルールを提示される場合があります。
- 面接時に大声を出さないでください
- 退出する際は「ありがとうございました」を言わずに退出してください
- マスクを着用したまま面接をしてください。
上記のような面接時のルールは、張り紙もしくは口頭で伝えられます。
ルールを守れるかどうかは採点項目にもなっているため、確実に守りましょう。
ルールを守れない人は、消防の仕事では致命的!他の隊員や被救助者の命を危険に晒す可能性がある人だと判断されます!
本番さながらの緊張感で模擬面接をする
面接試験で良い結果を残したいなら、絶対に模擬面接をしておきましょう。
緊張した状態で受け答えができますし、回答内容がちゃんと伝わりやすい内容なのかどうかのフィードバックも貰えます。
できれば模擬面接をする相手は友達や家族ではなく、緊張感のある相手とおこなうのがベストです。
何度か模擬面接をしておけば、本番に「緊張でガチガチになって話せない」ということがなくなります!
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